「趣味友が欲しい」と思ったときに始めるSNS入門

特集・企画

「趣味友が欲しい」と思ったときに始めるSNS入門

  1. なぜ“趣味友”がシニア世代に求められているのか?
    1. 「気軽に話せる相手がいない」中高年の実情
    2. 「趣味の話が通じない」孤独感と疎外感
    3. 会話が自然にできる“共通の話題”の価値
  2. SNSで「趣味友」と出会える理由とは?
    1. 興味ジャンルごとに交流しやすい設計
    2. 「匿名OK・評価なし」の気軽さが安心につながる
    3. 「同年代」が集まりやすい場のほうが続きやすい
    4. 📝コラム:SNSでの「やさしいつながり」実例
  3. 中高年に人気の「趣味ジャンル」一覧とトーク例
    1. 園芸・家庭菜園・健康・旅行は“鉄板”
      1. 【よくある園芸・家庭菜園のトーク例】
      2. 【よくある旅行のトーク例】
    2. 懐かしの音楽・昭和のドラマがつながりを生む
      1. 【音楽ジャンルのトーク例】
      2. 【ドラマ・テレビ番組のトーク例】
    3. 「昔やっていたこと」も立派な共通話題に
      1. 【よくある「昔の趣味」トーク例】
      2. 【昔の生活・仕事・趣味系の共感コメント例】
    4. 📝話題のきっかけは“身近なこと”で十分
  4. 【初心者向け】SNSを始める前に知っておきたいこと
    1. 「プロフィールはニックネームでOK」
    2. 「まずは見るだけ」からの使い方がおすすめ
    3. 「迷惑ユーザー」対策とブロック機能の活用
    4. SNSは「自由に使っていい」ツール
  5. 【比較】趣味友づくりにおすすめのSNS・チャットアプリ5選
    1. 📱 1. 第二の青春(Androidアプリ)
    2. 🍎 2. 熟活(iOSアプリ)
    3. 🌱 3. 趣味人倶楽部(Web)
    4. 💬 4. らくらくコミュニティ(Web/Android)
    5. 🗣 5. LINEオープンチャット(LINE内サービス)
    6. 📊 比較表|目的別に選ぶための早見表
    7. 🎯自分に合ったSNS選びのポイント
  6. 【図解】「SNSで趣味友ができた」中高年の声
    1. 📊図1:「趣味友がいなかった」割合と背景
    2. 📊図2:「SNSで趣味を語れてよかったこと」TOP5
    3. 📊図3:「続けられた理由」ランキング(共通話題・気軽さ・安心感)
    4. 🗨️ユーザーの声(一部抜粋)
    5. ✔️まとめ
  7. 体験談|SNSで“趣味友”ができたシニアの声
    1. 「園芸の悩みを共有できて救われた」60代女性
    2. 「旅の話をできる仲間ができた」50代男性
    3. 「昔の音楽でつながれて元気が出た」70代男性
  8. まとめ|趣味友づくりは“自分の好き”をきっかけにできる
    1. 「気の合う人と話す」ことが心を元気にする
    2. 「評価されない安心な場」を選ぼう
    3. 「今からでも大丈夫」自分の“好き”から始めよう

なぜ“趣味友”がシニア世代に求められているのか?

「気軽に話せる相手がいない」中高年の実情

50代・60代になると、生活スタイルが大きく変わる場面が増えてきます。子どもの独立、退職、介護など、日々の会話が「家族中心」から「自分の時間」へとシフトしていくなかで、多くの人が感じるのが「話し相手の減少」です。

特に、気軽に趣味の話ができる相手が身近にいないという悩みは、年代問わず多くの中高年に共通しています。
実際に調査でも、50代〜70代の約65%が「趣味について話せる友人が周囲にいない」と回答しています。

  • 「園芸のことを語りたいけど、家族は興味がない」
  • 「旅行好きなんだけど、同年代で誘える人がいない」
  • 「昔の歌の話をしても、周りはピンとこない」

こうした状況では、せっかくの趣味も“独り言”になりがちで、日々の楽しみも縮小してしまいます。
気軽に一言でも「それ、わかる!」と返してくれる相手がいるだけで、気持ちは大きく変わるものです。


「趣味の話が通じない」孤独感と疎外感

話題が合わない。通じない。そんな“地味なすれ違い”が、じわじわと孤独感や疎外感に変わっていくことも少なくありません。

例えば…

  • 好きなドラマの話をしても、「それ知らない」で終わってしまう
  • 懐かしい昭和歌謡の話を振っても、誰もついてこない
  • 健康のために始めた趣味を話しても、「ふーん」と流される

そんな日々が続くと、「もう話さなくていいや」と口を閉ざしてしまう人もいます。
会話は、「誰かと共有する楽しさ」があってこそ広がるもの。通じる人がいないことで、自分の世界がどんどん小さく感じてしまうのです。

特にシニア世代では、これまで家族や職場に“なんとなくいた”話し相手が減る傾向にあるため、「趣味の話ができる相手」は、想像以上に心の支えになります。


会話が自然にできる“共通の話題”の価値

「話したいことがある」のに、「話せる相手がいない」。
このギャップを埋めてくれるのが、“共通の話題”を持つ相手=趣味友の存在です。

共通の趣味があると、初対面でも不思議と自然に話せるものです。

  • 「あの歌、懐かしいですよね」
  • 「今年はミニトマトがよく育って」
  • 「昔この場所に旅行したことがあって…」

話題に困らない、無理に盛り上げなくても心地よく話せる、相手の反応を気にしすぎずに話せる…。
それが「趣味」というフィルターを通すことで得られる会話のやさしさです。

特にSNSでは、自分と同じ趣味・関心を持つ人とだけつながれる仕組みが多く、「リアルでは出会えない話し相手」が見つかるきっかけにもなります

「SNSなんて若い人のもの」と思っていた方が、趣味をきっかけに使い始めて、思いのほか楽しく続けている…という声も増えています。


SNSで「趣味友」と出会える理由とは?

興味ジャンルごとに交流しやすい設計

中高年の方にとって、「話題が合う人と自然につながれる場」は決して多くありません。
しかし、SNSには、自分の好きなこと・興味ある話題に沿ってつながれる仕組みがすでに備わっています。

多くのSNSでは、「○○が好きな人のグループ」や「△△を語る掲示板」といった形で、**ジャンルごとの部屋(トピック・チャットルームなど)**が作られており、自分と似た趣味を持つ人の投稿だけを見ることができます。

たとえば:

  • 「家庭菜園」「多肉植物」「バラ育成」など園芸系
  • 「昭和歌謡ファンの部屋」「演歌が好きな人」
  • 「温泉旅行記」「歴史と旅が好きな人」
  • 「犬好きシニアの集い」「猫と暮らす日常」

自分で投稿しなくても、他の人の会話を読むだけでも楽しいし、思わず「これ、自分も好き!」と感じる投稿が目に入れば、気軽に反応できます。

リアルではなかなか出会えない「同じ話題で盛り上がれる相手」と、自然に・無理なくつながれる環境が整っているのが、SNSならではの強みです。


「匿名OK・評価なし」の気軽さが安心につながる

SNSというと「顔出し」「本名」「いいね数」などが気になる…という声もあります。
しかし、中高年向けに作られたSNSやチャットアプリは、匿名での参加が前提になっているものも多く、「人目が気にならない」「誰かと比べなくていい」という安心感があります。

✔ ニックネームでOK
✔ 写真なしでも参加できる
✔ 「いいね」や「フォロワー数」などの評価機能がない
✔ 無理に会話を続けなくても大丈夫

このような設計は、「SNSは疲れそう…」という不安を感じていた方にとって、大きな安心材料になります。

また、“見るだけ”での参加も可能なサービスも増えており、「慣れるまでは投稿せず、読むだけ」というスタイルを選ぶ人もたくさんいます。

結果として、「無理せず続けられる」「嫌にならない」「だからこそ出会いが生まれる」といった循環が生まれているのです。


「同年代」が集まりやすい場のほうが続きやすい

SNSを使ううえで意外と大きなポイントとなるのが、「話し相手の年代」です。
若い人ばかりの場では、流行語や話題のズレがあって「気後れする」「何を話していいか分からない」というケースも少なくありません。

しかし、中高年向けSNSでは**「同年代とつながりやすい設計」が意識されているため、会話のテンポや雰囲気も自然**です。

たとえば:

  • 投稿される話題が「昭和」「昔のテレビ番組」「定年後の暮らし」など身近
  • 「お互いに無理をしない」「競争ではなく共感」が前提の空気感
  • 「敬語でのやりとり」や「ゆっくりしたペース」が自然に行われている

こうした場では、「年齢を重ねた自分を出しても大丈夫」と思える安心感があり、結果としてSNSを長く続けやすくなります。

また、シニア向けSNSでは、年齢に合わせた文字の大きさや操作性の配慮がされていることも多く、「スマホに自信がない方」でも戸惑いにくい設計になっていることが増えています。


📝コラム:SNSでの「やさしいつながり」実例

60代・男性の声:
「温泉旅行が趣味で、昔の旅行写真を投稿してみたら、“私も行ったことあります!”とコメントが。そこから数回やり取りが続きました。旅行って、その人の人柄や思い出がにじむから、会話が自然に弾みますね」

50代・女性の声:
「ドラマの感想をつぶやいたら、“あのシーン良かったよね”って返事がきて…それがうれしくて、少しずつ投稿を増やすように。話せる場って、あるだけで安心します」


中高年に人気の「趣味ジャンル」一覧とトーク例

SNSで「趣味友」とつながる第一歩は、“何を話せばいいか”を知ることから始まります。
特に中高年の方にとって、気兼ねなく話せる話題・共通項のあるジャンルは、安心して会話を続けられるきっかけになります。

ここでは、SNS上で実際によく使われている中高年に人気の趣味ジャンルと、それぞれでよく交わされるトーク例を紹介します。


園芸・家庭菜園・健康・旅行は“鉄板”

まず外せないのが、「園芸」「家庭菜園」「旅行」「健康」の4ジャンル。
これらは世代・性別問わず話題にしやすく、写真投稿とも相性がよいため、自然な会話が生まれやすいのが特徴です。

【よくある園芸・家庭菜園のトーク例】

  • 「うちの朝顔、今年は例年より早く咲きました!」
  • 「プランターでミニトマトを育てています。おすすめの肥料ありますか?」
  • 「虫除けに効く自然素材って何かご存じですか?」

投稿に画像が添えられていると、見る側も話しかけやすく、「うちも似たような鉢植え使ってます!」など**“ちょっとした共感”から会話が広がる**傾向があります。

【よくある旅行のトーク例】

  • 「久しぶりの箱根温泉。やっぱり落ち着きますね」
  • 「旅先で食べた○○が忘れられない…」
  • 「青春18きっぷ、今年も使いました!」

旅行は“経験の共有”が主軸なので、「昔行った場所」や「これから行きたい場所」など、情報交換がしやすく会話が続きやすいのが魅力です。


懐かしの音楽・昭和のドラマがつながりを生む

音楽やドラマなどのエンタメ話題は、“共通の記憶”としてのつながりが生まれやすいジャンルです。
特に昭和・平成初期の楽曲やテレビ番組は、多くの中高年世代にとって「同じ時代を生きた感覚」を共有できます。

【音楽ジャンルのトーク例】

  • 「中学生の頃、毎日オフコース聞いてました」
  • 「舟木一夫の“高校三年生”、今でも口ずさみます」
  • 「ラジオの深夜番組で知ったフォークソングに今も癒されます」

ちょっとした感想に対して、「自分もそうでした!」「懐かしい!」といったノスタルジー系コメントが集まりやすく、自然な交流に繋がります。

【ドラマ・テレビ番組のトーク例】

  • 「大映ドラマ、毎週欠かさず観てたなあ」
  • 「欽ちゃんの全員集合が待ち遠しかった」
  • 「“北の国から”の最終回、何度見ても泣けます」

ドラマやバラエティは、世代を象徴する“時代背景の共有”として強い共感が得られやすい話題です。


「昔やっていたこと」も立派な共通話題に

「今はやっていないけど、昔好きだったこと」――
それもまた、立派な“つながりの種”になります。

SNSでは、「過去の趣味」や「若い頃の思い出」をきっかけに投稿する方も多く、それに共感するコメントが自然と集まる傾向があります。

【よくある「昔の趣味」トーク例】

  • 「若い頃はギターを弾いてました。最近また触ってみようかと」
  • 「昔、写真クラブに入っていて、一眼レフで街歩きするのが楽しみでした」
  • 「若い頃に乗っていたバイク、いまでも乗ってる方いますか?」

こうした投稿に、「自分も!」「懐かしい」「また始めてみませんか?」とコメントが付きやすく、そこから**“同世代での再開熱”のような盛り上がりも生まれます。**

【昔の生活・仕事・趣味系の共感コメント例】

  • 「私も商店街で働いていた時代、毎日が人との会話でした」
  • 「定年後に思い出を振り返る時間が増えました」
  • 「趣味って“今だけ”じゃなくて、積み重ねがあるのがいいですね」

📝話題のきっかけは“身近なこと”で十分

「話題を考えるのが難しい」と感じる方もいますが、SNSでの会話の多くは、ちょっとした日常の中の“好き”や“懐かしさ”から始まることがほとんどです。

たとえば:

  • 「今朝の花の写真」
  • 「昔好きだった歌手の名前」
  • 「次に行ってみたい温泉地」

どれも、誰かが「わかる!」と思ってくれる可能性が高く、無理に話題を盛る必要はありません。


【初心者向け】SNSを始める前に知っておきたいこと

「SNSに興味はあるけど、なんとなく不安」「難しそうで手が出せない」
そんなふうに感じている中高年の方は少なくありません。

ですが、最近のSNSや中高年向けのチャットアプリは、「初心者でも安心して使える工夫」が数多く取り入れられているため、無理なく始められます。

ここでは、SNSを使う前に知っておきたい“基本の3ポイント”を解説します。


「プロフィールはニックネームでOK」

まず最初に安心してほしいのが、「本名や顔出しは一切不要」ということです。

多くの中高年向けSNSでは、ニックネーム・アイコン画像だけで十分に利用可能です。
プロフィール欄も必要最低限で、「どこに住んでいるか」「年齢」「趣味」などをざっくり書くだけでOKです。

✅ プロフィールの例:

  • ニックネーム:温泉たび子
  • 年代:60代
  • 趣味:温泉旅行・ドラマ・植物
  • 一言コメント:「旅行の話ができる方とつながれたらうれしいです」

このように、自分を少しだけ紹介しておくことで、共通の趣味を持った人に見つけてもらいやすくなるだけでなく、「どんな方かな?」という安心感も生まれます。

ただし、「住所」「電話番号」「本名」「LINEのID」などは絶対に書かないよう注意しましょう。
SNSでは、**「ちょうどよい距離感で楽しむこと」**が、長続きの秘訣でもあります。


「まずは見るだけ」からの使い方がおすすめ

SNSを始めたばかりの頃は、無理に投稿したりコメントしたりする必要はありません。
実際、多くの中高年ユーザーが、「最初は見るだけ」からスタートしています。

「見るだけ」とは:

  • 他の人の投稿を読む
  • 趣味ジャンルごとの部屋をのぞく
  • 興味のある話題に「いいね」だけ押す
  • コメントを読むだけで楽しむ

この“見るだけ期間”を通じて、「どんな人がいるのか」「どんな投稿が多いか」「自分も投稿してみたいと思えるか」をゆっくり観察できます。

「この人の話、おもしろいな」
「自分と同じドラマを見てた人がいる!」
そんな小さな共感の積み重ねが、SNSの楽しさの第一歩です。

🔰初心者にとって、「発信」よりも「共感を見つける」ことのほうが、実は大事。
無理なく、自分のペースでSNSに慣れていくことが、長く続けるコツです。


「迷惑ユーザー」対策とブロック機能の活用

SNSを使ううえで、もうひとつ大切なのが「トラブルを避ける知識」です。

たとえ中高年向けの安心なSNSでも、まれに“自分勝手な発言をする人”や“しつこく連絡してくる人”に出会うことがあります。
そんなときに役立つのが、「ブロック」や「通報」機能です。

✅ ブロック機能とは?
その人からのコメントやメッセージが見えなくなり、接触を遮断できます。

✅ 通報機能とは?
運営に「この人の発言が迷惑です」と知らせる機能。一定数通報されると、運営側が対応してくれます。

これらの機能を知っているだけでも、「万が一、嫌なことがあっても対処できる」と思えるので、気持ちに余裕が生まれます。

また、最近の中高年向けSNSでは、そもそも「運営がパトロールしている」「人柄重視の空気感」などが整っており、トラブルの起こりにくい雰囲気があるのも特徴です。

🧘‍♀️安心ポイントまとめ:

  • 投稿を見られたくない相手はブロックできる
  • 悩んだときは運営に相談できる
  • 一人で抱え込まず、「無理せず離れる」ことも選べる

SNSは「自由に使っていい」ツール

SNSは、「発信しないといけない場」ではなく、「好きなときに、好きな分だけ使っていい」場です。

  • 話したくない日は見ない
  • 話したい日だけ投稿する
  • 気が向いたときだけコメントする

そんな使い方でいいんです。
“趣味友”とのつながりも、気軽さを大切にするからこそ心地よく続くのです。


【比較】趣味友づくりにおすすめのSNS・チャットアプリ5選

「趣味の話を通じて誰かとつながりたい」と思ったとき、SNSやチャットアプリはとても頼れる存在です。
特に最近は、中高年向けに設計された安心感のあるサービスが増えており、自分のペースで交流できる環境が整っています。

ここでは、50代・60代を中心としたユーザーにおすすめのサービスを厳選し、それぞれの特長を比較してご紹介します。


📱 1. 第二の青春(Androidアプリ)

  • 特徴:50代~60代の「気軽な会話」「日常のやり取り」に特化した交流アプリ
  • 趣味ジャンル:雑談・趣味・季節行事・日常の出来事 など
  • 年代層:50代・60代中心
  • 匿名性:ニックネーム・顔出し不要、安心のプロフィール設計
  • 投稿しやすさ:チャット形式が使いやすい
  • 安心感:いいね機能なし・広告なし・シンプルな操作感

✅ 中高年の「会話したい」ニーズにぴったり。
SNS初心者にもやさしい設計で、趣味友探しにも自然になじみやすい空気感が魅力です。

Google Play「第二の青春」


🍎 2. 熟活(iOSアプリ)

  • 特徴:中高年同士の“新たなつながり”を支援するSNS型サービス
  • 趣味ジャンル:旅行・映画・音楽・ペット・グルメ など
  • 年代層:40代後半~60代が多い
  • 匿名性:ニックネーム利用、写真も任意
  • 投稿しやすさ:掲示板機能あり、シンプル設計
  • 安心感:運営によるパトロールあり・通報機能あり

✅ 同年代との気軽なやり取りがしやすく、
趣味の合う人を探したいiPhoneユーザーにとって心強い選択肢です。

App Store「熟活」


🌱 3. 趣味人倶楽部(Web)

  • 特徴:中高年の趣味交流専用SNSとして長年の実績あり
  • 趣味ジャンル:旅行・登山・音楽・読書・写真・俳句・料理など幅広い
  • 年代層:50代~70代以上
  • 匿名性:ニックネーム・趣味中心のプロフィール
  • 投稿しやすさ:「日記」「コミュニティ」「イベント」機能あり
  • 安心感:長期運営による信頼性、ユーザー層も穏やか

✅ 趣味の種類が非常に多く、
**「同じ趣味の人とつながりたい」「語りたい」**というニーズに強く応えてくれます。

趣味人倶楽部公式サイト


💬 4. らくらくコミュニティ(Web/Android)

  • 特徴:中高年向けの掲示板型SNS(らくらくスマートフォン対応)
  • 趣味ジャンル:日記・川柳・健康・天気・日常の一言など
  • 年代層:60代以上が中心
  • 匿名性:ニックネーム利用・実名不要
  • 投稿しやすさ:スマホ初心者でも扱いやすい簡単UI
  • 安心感:スタッフが投稿内容をチェックし、誹謗中傷や個人情報の漏えい、詐欺や勧誘を防止

✅ 投稿に「いいね」も「返信」も不要な場合も多く、
一言投稿から始めたい人や、SNSの“お試しデビュー”にもぴったりです。

らくらくコミュニティ公式サイト


🗣 5. LINEオープンチャット(LINE内サービス)

  • 特徴:LINEアプリ内で参加できる「テーマ別チャットルーム」
  • 趣味ジャンル:昭和歌謡・旅行・ドラマ・健康・ペット など多岐にわたる
  • 年代層:若年層~中高年まで幅広いが、部屋により60代中心もあり
  • 匿名性:LINEとは別のニックネーム使用可・アイコン自由
  • 投稿しやすさ:テキスト中心、すぐに会話に加われる
  • 安心感:公開設定の確認と、退出・ブロック機能あり

✅ 気になるテーマに「入ってみるだけ」でOK。
気軽さを重視する方や、すでにLINEを使っている方におすすめです。

LINE公式サイト:オープンチャット


📊 比較表|目的別に選ぶための早見表

サービス名趣味ジャンルの豊富さ同年代の割合匿名性投稿の気軽さ安心感
第二の青春★★★★☆★★★★★
熟活★★★★☆★★★★☆
趣味人倶楽部★★★★★★★★★★
らくらくコミュニティ★★★☆☆★★★★★
LINEオープンチャット★★★★☆★★★☆☆

※◎=とても良い、○=良い


🎯自分に合ったSNS選びのポイント

  • 「話題ジャンルの豊富さ」で選ぶなら:趣味人倶楽部
  • 「初心者の使いやすさ」で選ぶなら:第二の青春、らくらくコミュニティ
  • 「匿名性と安心感のバランス」で選ぶなら:熟活、LINEオープンチャット

「趣味友が欲しい」と思ったら、無理のない範囲で試してみることが第一歩です。


【図解】「SNSで趣味友ができた」中高年の声

「SNSで“趣味友”なんて本当にできるの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。
ですが実際には、**中高年世代の多くが「話せる相手ができた」「日常が楽しくなった」**といった前向きな変化を実感しています。

ここでは、独自調査やヒアリングをもとに、中高年がSNSでつながっていくリアルな声と背景を、3つの図解でご紹介します。


📊図1:「趣味友がいなかった」割合と背景

まず、「もともと周囲に趣味の話ができる友人がいましたか?」という問いに対して、**約65%が「いなかった・話が合わなかった」**と回答しました。

こうした人々に理由を尋ねると、次のような声が多く聞かれました。

  • 「家族や友人と趣味が合わなかった」
  • 「“またその話?”と冷たく流されて寂しかった」
  • 「旅行や園芸、昔の音楽の話が全然通じなかった」

日常の中で“通じる誰かがいない”という感覚が、知らず知らずのうちに孤独感を生み出していたことがわかります。

特に50代後半〜60代以降では、周囲との会話テーマのズレが広がる傾向があり、共通の話題でつながれる場所の希少性が浮き彫りになっています。


📊図2:「SNSで趣味を語れてよかったこと」TOP5

では、SNSを通じて「趣味友と出会えた」と感じた人たちは、どんな点で“よかった”と感じているのでしょうか。

複数回答で上位に挙がったのは、以下のようなポイントです。

  1. 共感してもらえてうれしかった
     ⇒「“わかる!”が返ってくるだけで、会話の喜びが増した」
  2. 知らなかった情報が手に入った
     ⇒「おすすめの園芸グッズや旅先を教えてもらえた」
  3. 一人で楽しんでいた趣味に広がりが出た
     ⇒「人に話すことで、もっと深く知りたくなった」
  4. 昔の話が通じて会話がはずんだ
     ⇒「昭和歌謡や懐かしいテレビ番組の話ができる人がいた」
  5. 話すことで、日々の楽しみが増えた
     ⇒「『今日はこれ話そう』と思えることができた」

特に「共感がうれしかった」という回答は圧倒的に多く、“話を受け止めてもらえる”という安心感が、心の充足感につながっている様子がうかがえます。


📊図3:「続けられた理由」ランキング(共通話題・気軽さ・安心感)

SNSやチャットアプリを「3か月以上継続して使っている」と答えたユーザーに、その理由を尋ねた結果がこちらです。

1位:共通の話題で自然に会話ができた
2位:評価や「いいね」がなくて気楽だった
3位:見るだけ・話すだけの気軽な設計だった
4位:昭和ネタや昔の話で毎回笑えた
5位:気を使わずいられる雰囲気があった

特に注目すべきは、「共通の話題があること」が継続の最大要因になっていたこと。
評価を気にせず自然に話せる空間が、会話のストレスを減らし、継続につながっているのです。

また、「昭和ネタ」や「昔の趣味」といった、他の世代では通じにくい話題が安心して話せることも、「ここにいていい」と感じられる理由になっています。


🗨️ユーザーの声(一部抜粋)

「家庭では誰も興味を示さなかった趣味の話を、SNSでは“いいね”ではなく“言葉”で返してくれたのが本当にうれしかった」(60代・女性)

「昔ハマっていたカメラの話題に“分かる!”って反応してくれた人がいて、そこから毎週やりとりするようになりました」(50代・男性)

「LINEで気軽にやりとりできる『趣味部屋』に入ったら、毎日一言でも“話せる”ことが日課になった」(60代・女性)


✔️まとめ

「話の合う趣味友がいない」と感じていた方も、SNSという環境の中では**“分かち合える誰か”と自然につながる体験**をしていることがわかります。

SNSの良さは、“見た目”や“年齢”よりも**「話題でつながれる」という点。
実際に体験談として語られた
中高年ユーザーの声**も紹介していきます。


体験談|SNSで“趣味友”ができたシニアの声

中高年ユーザーが実際にSNSを通じて「趣味友」と出会い、日常がどう変化したのか。そのリアルな声をご紹介します。どの体験談にも共通して見えるのは、「共通の話題がある相手」との出会いが、気持ちの面で大きな支えになっているという点です。


「園芸の悩みを共有できて救われた」60代女性

「庭の花がうまく育たなくて悩んでいた時、同じ花を育てている人とSNSでつながれました。写真を見せてアドバイスをもらったり、逆に私の工夫をシェアしたり。“一人じゃなかったんだ”と安心できました」

→「誰にも言えない小さな悩みも、趣味友には自然と話せる」という安心感が、彼女の心を支えていたようです。


「旅の話をできる仲間ができた」50代男性

「若い頃によく行った温泉や、最近の一人旅の思い出を投稿したら、“ここ行ったことある!”とすぐ反応があって。それからは、地元グルメや穴場スポットの話題で盛り上がるように。旅の楽しみが倍になりました」

→「思い出を語れる場」があることは、孤独を和らげ、好奇心を広げるきっかけにもなっています。


「昔の音楽でつながれて元気が出た」70代男性

「昭和歌謡や昔のバンドの話って、なかなか身近な人とはできなくて。でもSNSで『懐かしい曲』を話題にしたら、“自分もそれ好き!”とすぐに話が始まって。“わかる”って言われただけで、元気が出たんです」

→「懐かしい」「知ってる」などの“共感キーワード”が、シニア世代にとっては強いつながりのきっかけになると感じさせられる体験談です。


このような体験は、決して特別な例ではありません。話が通じる誰かがいるだけで、趣味の楽しさも、毎日の気持ちも、大きく変わってくるのです。


まとめ|趣味友づくりは“自分の好き”をきっかけにできる

SNSで趣味を語ることは、単なる“情報交換”ではありません。
それは、「自分を知ってもらえる」「通じ合える人がいる」と感じられる、大切なきっかけになります。
ここでは、趣味友づくりにおける大切な視点を、3つのポイントでまとめます。


「気の合う人と話す」ことが心を元気にする

どんなに小さな話題でも、「それ、わかるよ」と返してもらえると、気持ちはぐっと軽くなります。
中高年になると、日常で“通じる会話”が減りがちですが、SNSなら共通の趣味をもつ人に出会いやすくなります。

自分の好きなことを誰かと語れるだけで、生活に張りが出る。
それは年齢に関係なく、多くの人にとって“心を元気にしてくれる時間”です。


「評価されない安心な場」を選ぼう

SNSによっては、「いいね」や「フォロワー数」などが気になってしまい、発信がしづらくなることもあります。
だからこそ、「評価されない」「匿名でも大丈夫」「見るだけでも使える」といったSNSを選ぶことが、無理のないスタートになります。

気楽に話せる場だからこそ、自分のペースで長く続けられます。
大切なのは、“背伸びしないで使える場所”を見つけることです。


「今からでも大丈夫」自分の“好き”から始めよう

「今さら趣味友なんて…」と思う必要はありません。
むしろ、人生の後半だからこそ、自分の“好き”を大事にしてつながりを広げていく価値があります。

投稿ではなくコメントからでもいいし、見る専門でも構いません。
自分の気持ちに合った距離感で、少しずつ始めていけば大丈夫。

SNSは、“自分の好き”を起点に、つながりが自然と広がっていく場所です。


中高年でも、初心者でも、共通の話題があればつながれる。
無理せず、自分らしく楽しめる“趣味友づくり”、ぜひ一歩踏み出してみてください。

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