中高年のスマホ初期設定ガイド 迷ったらここだけ設定 安全・快適チェック20項目
スマホやSNSの設定画面を開くと、よく分からない言葉が並んでいて不安になります。
「どこを触ったら安全になるのか分からない」
「間違えて変えてしまいそうでこわい」
そう感じる中高年の方は、多いと思います。
本来は便利で楽しいはずのスマホが、不安の方が大きくなってしまうのはもったいないです。
全部の設定を完璧に理解しようとする必要はありません。
迷ったときに、ここだけ押さえておけば安心しやすい20項目を、少しずつ確認していくイメージで十分です。
このページでは、50代・60代のスマホ初心者でも進めやすいように
安全・見やすさ・通知・通信量・SNSやチャットの安心機能
という五つのジャンルに分けて、初期設定のチェックポイントを整理していきます。
まずは目を通してみて、できそうなところから一つずつ試してみてください。
この記事で分かること
- 中高年が最初に押さえておきたいスマホ初期設定の考え方
- 安心のために優先して見直したい20のチェック項目の全体像
- セキュリティ・公開範囲・通知・通信量・バッテリーの基本設定のポイント
- SNSやチャットアプリを安全に使うために確認しておきたい機能
- 自分だけで難しいと感じたときに、家族やショップに相談する判断の目安
中高年が押さえておきたい初期設定の考え方
全部の設定を理解しなくてもよいという前提を持つ
スマホの設定画面を開くと、見慣れない言葉が並びます。
一つ一つの意味を理解しようとすると、それだけで疲れてしまいます。
最初に持っておきたいのは
全部の設定を理解しなくても問題ないという前提です。
大事なのは次の二点だけです。
- 危険になりやすい箇所だけ、最低限押さえておくこと
- あとは「初期設定のままでも大きな問題がなさそうか」を確認すること
スマホは、多くの人が使えるように作られています。
細かい専門的な設定まで、すべて分かっている人は多くありません。
分からない項目が残っていて当たり前です。
迷う項目があれば、いったん触らずにそのまま残す判断も立派な選択になります。
このページでは、
「ここだけ決めておくと安心しやすい場所」
にしぼってお伝えしていきます。
まずは、理解しようとするより、安全に近づけることを優先する。
そのくらいの気持ちで読み進めて大丈夫です。
安全・快適のために特に大事な5つのジャンルを意識する
設定を一つ一つバラバラに見ていくと、全体像がつかみにくくなります。
そこで、まずは五つのジャンルに分けて考えると整理しやすくなります。
- セキュリティ
パスコード、指紋認証、画面ロック、ロック画面の通知など。
落としたときや盗み見を防ぐための設定です。 - 見え方
文字サイズ、画面の明るさ、プロフィールの表示範囲など。
自分の目と、相手からの見え方の両方に関わる部分です。 - 通知
アプリごとの通知オンオフ、音やバイブ、夜間の通知の扱いなど。
スマホに振り回されないための調整ポイントになります。 - 通信量・バッテリー
Wi-Fiの使い方、動画の自動再生、省電力モード、バックアップなど。
月々の料金や電池切れの不安に直結する設定です。 - SNS・チャットの安心機能
ブロック、通報、公開範囲、メッセージを受け取る人の範囲など。
見知らぬ相手や迷惑な連絡から自分を守るための機能です。
この記事で紹介する20項目は、すべてこの五つのどこかに当てはまります。
「今はどのジャンルの話をしているか」を意識しながら読むと、頭の中で整理しやすくなると思います。
初期チェック20項目を少しずつ進めるイメージを持つ
20項目と聞くと、多く感じるかもしれません。
一気に全部を終わらせる必要はありません。
おすすめしたいのは、次のような進め方です。
- 今日はセキュリティの4項目だけ見る
- 週末に通知と見え方の項目を少し触ってみる
- 来週はSNSやチャットの安心機能だけ確認する
このように、曜日やタイミングごとに分けて取り組むイメージを持ってみてください。
また、チェック項目は
「必ずこの通りにしなければいけない」というわけではありません。
- 自分の生活パターン
- 使っているアプリの種類
- 不安に感じているポイント
によって、必要な度合いは変わります。
読みながら、
これは自分に合いそうだと感じる項目から優先して試してみてください。
触ってみて合わなければ、元に戻す判断も問題ありません。
初期チェック20項目は、
スマホと長く付き合うための「土台づくり」のメモのようなものです。
一日で全部終わらせるより、
少しずつ積み上げていくつもりで取り組んだ方が、負担も小さく、結果的に続きやすくなります。
チェック1〜4 セキュリティと画面ロックまわりの安心設定
スマホの安全対策は、難しい設定から始める必要はありません。
まずは「ロック」と「のぞき見対策」の部分を整えておくことが、中高年にとっての安心につながりやすいポイントになります。
ここでは、チェック1〜4として
パスコード・指紋/顔認証・ロックまでの時間・ロック画面の通知
この四つにしぼって整理していきます。
チェック1 パスコードや暗証番号を設定する
最初に確認したいのは、画面ロック用のパスコードや暗証番号が設定されているかどうかです。
- そもそもロックをかけていない
- スライドするだけでホーム画面が開いてしまう
こうした状態のまま使っている方も、中高年にはまだ少なくありません。
自宅中心の利用であっても、スマホには連絡先・写真・メッセージなど、多くの個人情報が入っています。
落としたり置き忘れたりしたときのことを考えると、ロックなしの利用は避けた方が安心といえます。
パスコードを考えるときは、次の点を意識するとよいでしょう。
- 「1234」「0000」など、単純な並びは避ける
- 誕生日や車のナンバーなど、身近な数字そのままは使わない
- 自分だけが分かる「覚えやすくて他人には分かりにくい数字」の組み合わせを選ぶ
桁数は、4桁よりも6桁以上にしておくと、推測されにくくなります。
ただ、あまり複雑にし過ぎると自分が忘れやすくなるので、無理なく覚えられる範囲で少しだけ複雑にするイメージがちょうどよいバランスになります。
パスコードは、紙に書いて自宅の決まった場所に保管しておく方法もあります。
「絶対に忘れない」と自信を持つより、「忘れたときの保険を用意しておく」と考えた方が、気持ちも楽になりやすいです。
チェック2 指紋認証や顔認証を使うかどうか決める
次に考えたいのが、指紋認証や顔認証を使うかどうかです。
中高年の方の中には、「なんとなくこわい」と感じて避けている方もいます。
指紋認証・顔認証は、うまく設定できれば
- パスコードを毎回入力しなくてよくなる
- 他人が勝手に開きにくくなる
といったメリットがあります。
特に、数字の入力が面倒に感じる方にとっては、負担を減らしながら安全性を高めやすい機能といえます。
選び方の目安としては、次のようなイメージです。
- 本体のボタンに指を置くだけでロック解除できるタイプ → 指紋認証を試しやすい
- 画面を見るだけでロック解除できるタイプ → 顔認証も選択肢になる
どちらか一つだけに頼るのではなく、指紋/顔認証+パスコードを組み合わせておくと、より安心感が高まります。
センサーの反応が悪いと感じる場合は、無理に使い続けず、パスコード中心に戻す選択も問題ありません。
大切なのは、
自分にとってストレスが少ない方法を選びつつ、「ロックなし」だけは避けることです。
チェック3 画面ロックまでの時間を短めにしておく
三つ目は、スマホを触らずにいると自動でロックがかかるまでの時間です。
- 数分間、画面がつきっぱなしになっている
- 机の上に置いたまま画面が開き続けている
こうした状態は、電池のムダな消費だけでなく、のぞき見や誤操作のリスクも高くなります。
設定画面には、
- 自動ロック
- 画面が消えるまでの時間
- スリープまでの時間
といった項目が用意されていることが多いです。
ここで、30秒〜1分程度にしておくと、置き忘れたときにも勝手にロックがかかりやすくなります。
短すぎると感じる場合は、まず1分に設定してみて、
不便に感じるようなら少しだけ延ばす、という調整でもよいでしょう。
画面が自動で消える時間を短めにすることで、
- 見られたくない画面を放置しにくくなる
- バッテリーの持ちが良くなりやすい
この二つの効果が期待できます。
難しい知識がなくてもできるシンプルな安全対策+節約対策として、早めに触っておきたい設定です。
チェック4 ロック画面にどこまで通知内容を表示するか決める
最後のチェック4は、ロック画面に出てくる通知の内容をどこまで表示するかです。
スマホを机の上に置いているときや、家族や他人がそばにいるとき。
画面がロックされていても、
- 誰から来たメッセージか
- どんな内容か
が、そのまま表示されてしまう場合があります。
ロック画面に通知をまったく出さない方法もありますが、
家族からの急ぎの連絡などに気付きにくくなる可能性もあります。
そこで意識したいのは、内容ではなく「どこまで見せるかを自分で決める」という考え方です。
多くのスマホでは、例えば次のような設定が選べます。
- 通知自体を表示しない
- アプリ名だけ表示して内容は隠す
- 「新着メッセージがあります」程度の表示にとどめる
これにより、
- ロック画面には「誰から来た」「何のアプリから来た」だけを出す
- 詳しい内容は、ロック解除後に自分だけが見る
という使い方がしやすくなります。
特に、SNSやチャットアプリのメッセージ内容は、
できれば他人の目に触れない形にしておいた方が安心感につながりやすい部分です。
最初は標準の設定のままでも構いません。
一度「ロック画面の通知」の項目を開き、自分の生活環境に合った見せ方に調整することが大切といえます。
このチェック1〜4を整えておくと、
万が一スマホを落としたときや、家族以外の人の前で使うときの不安が、かなり軽くなっていきます。
次のパートでは、プロフィールや公開範囲など「自分の見え方」に関する設定を整理していきます。
チェック5〜8 プロフィール・公開範囲・アカウントの見え方設定
プロフィールは、その人の第一印象につながりやすい部分です。
中高年の場合は、安心のために「見せすぎない」くらいがちょうどいいことも多いです。
ここでは、チェック5〜8として
- 名前の出し方
- プロフィールの公開範囲
- 検索での見つかり方
- 投稿が誰まで見えるか
を整理していきます。
チェック5 本名を出さない前提でニックネームを決める
SNSやチャットで使う名前は、本名を出さない前提で考えた方が安心と言えます。
特に中高年は、名前から年代や性別、場合によっては地域まで想像されやすいことがあります。
考え方のパターンはいくつかあります。
- 姓だけにするパターン
例として、田中さんなら「田中」だけにするイメージです。 - 名だけにするパターン
下の名前だけを使う形です。漢字ではなくひらがなにすると、少し柔らかい印象になります。 - まったく別の名前にするパターン
好きな花や動物、趣味に関係する言葉などを組み合わせる方法です。
このとき、次のような点は避けた方が安心です。
- 本名+生年月日や西暦
- 会社名や地域名をそのまま入れた名前
- 同じニックネームを、他のサービスでも使い回し過ぎること
知り合いに気付いてほしい気持ちがあっても、最初は控えめにしておくと気持ちが楽になります。
まずは、自分が呼ばれても違和感がなく、他人にとっても呼びやすい名前を一つ決めておくイメージで十分です。
チェック6 プロフィール公開範囲を全体か友だちのみから選ぶ
次に見直したいのが、プロフィールの公開範囲です。
多くのSNSでは、
- 全体公開(誰でも見られる)
- 友だちのみ公開
- 自分だけ
といった区分があります。
最初から全体公開になっている場合もあるので、一度確認しておくと安心感が違ってきます。
中高年の方には、次の順番をおすすめしやすいです。
- 最初は友だちのみ、または必要最低限の公開にしておく
- 慣れてきてから、広げるかどうかを考える
- 不安を感じたら、いつでも公開範囲を狭める
公開範囲は、一度決めたら変えてはいけないものではありません。
むしろ、慣れに合わせて調整していくものと考えた方が気が楽になります。
プロフィールに書く内容も、
- 住んでいる地域は、都道府県まで
- 仕事は、職種だけにとどめる
- 毎日いる場所や時間帯が分かる情報は書かない
など、少しぼかす意識を持つと安心しやすくなります。
チェック7 SNSの検索結果にアカウントを出すかどうか見直す
多くのSNSには、
- 電話番号やメールアドレスから友だち候補を出す
- 名前で検索したときに、アカウントが出てくる
といった機能があります。
便利な一方で、自分の望まない相手から見つけられやすくなる面もあります。
設定の中に、
- 連絡先からのおすすめを減らす項目
- 検索結果に表示するかどうかを選ぶ項目
が用意されていることがあります。
見つけた場合は、次のような考え方が目安になります。
- 家族や親しい友人にだけ見つけてほしい → 電話帳からの表示はオンでもよい
- 知り合いにあまり知られたくない → 検索や連絡先からの表示をオフ寄りにする
中高年の場合、旧友や職場関係の人に突然見つかることに、戸惑いを覚えるケースも少なくありません。
不安が強いときは、検索や連絡先からの自動表示は切っておく方向で考えてよいと思います。
この設定も、後から変更できます。
まずは安全寄りにしておき、必要になったら少しずつ開いていくイメージで十分です。
チェック8 自分の投稿が誰まで見えるかを一度確認しておく
最後に確認しておきたいのが、自分の投稿がどこまで広がるかです。
SNSによって呼び方は違いますが、
- タイムラインやホームに出る投稿
- 日記やノートのような長めの文章
- 写真アルバムやストーリーズのような機能
それぞれに、公開範囲を選べる場合があります。
一度、過去の投稿やサンプルの投稿を開き、
- 公開(誰でも見える)
- 友だちのみ
- 特定のグループだけ
- 自分だけ
のどれになっているか、画面のどこかに表示されていないか見てみると安心です。
中高年の方には、次のような使い分けが向きやすいです。
- 練習として書く投稿 → 自分だけ、またはごく少数の相手まで
- 日常のちょっとした近況 → 友だちのみ
- 全体に見られても困らない情報 → 公開
最初から全体公開で投稿を続けていると、
あとから「誰が見ているか分からない」という不安につながりやすくなります。
逆に、一度「自分だけ」に設定して試し投稿をしてみると、
投稿の流れを落ち着いて確認することができます。
チェック8では、
- いつもの投稿の公開範囲
- 写真やアルバムの公開範囲
- グループ内投稿の範囲
この三つを、一度だけでも見直しておくと安心感がぐっと高まります。
この先の設定を進めるうえでも、
「自分の情報がどこまで届くのか」を把握しておくことは、大きな土台になるはずです。
チェック9〜12 通知・音・表示の初期設定
通知や音の設定は、毎日のストレスに直結しやすい部分です。
ここを整えておくと、スマホに振り回される感じがかなり減っていきます。
あわせて、文字サイズや表示の大きさも、中高年にとっては大事な安心ポイントです。
ここではチェック9〜12として、「通知・音・見やすさ」に関わる初期設定を整理していきます。
チェック9 緊急性の高い通知とそうでない通知を分けて整理する
最初に考えたいのは、すべての通知を同じ扱いにしないということです。
中高年の方にとって、
- 電話
- 家族や親しい人とのチャット
この二つは、比較的「大事な連絡」が多い通知になります。
一方で、
- 買い物アプリのセール情報
- ニュースアプリの速報
- ゲームやポイントアプリのお知らせ
こうした通知は、急いで見る必要がないものがほとんどです。
設定を見直すときは、
- 残したい通知(電話・家族チャットなど)
- 減らしたい通知(広告・お知らせ中心のアプリなど)
この二つに分けて考えると整理しやすくなります。
具体的には、
- 電話と家族用チャットアプリは通知オンのまま残す
- それ以外のアプリは、一度通知をオフか控えめにする
という流れです。
「どれを消せばいいか分からない」と感じる場合は、
通知が来たときにその場で見直す方法もあります。
不要なお知らせが届いたアプリを開いて、通知設定を下げていくイメージです。
全部を一度に完璧に整理しなくても大丈夫です。
まずは「残したい通知」と「そうでもない通知」を分けることから始めると、気持ちがかなり軽くなります。
チェック10 SNSアプリの通知を全部オンにしない
SNSアプリは、何もしないままだと通知が多くなりがちです。
- いいねがついたとき
- フォローされたとき
- 誰かが投稿したとき
細かい動きまで通知が来るように設定されていることがあります。
中高年の方が安心して続けるためには、
- メッセージ
- 自分への直接の連絡
だけを主に受け取る方が、疲れにくくなります。
設定を見直すときは、次のような順番を意識すると整理しやすいです。
- メッセージ関連の通知は残す
- いいね・フォロー・お知らせの通知はオフか控えめにする
- 不要そうな通知は思い切って切ってみる
SNSの通知が多いと、画面が常に光り、音やバイブも増えます。
それだけで、無意識のうちに気持ちが落ち着きにくくなります。
「誰かからの反応にすぐ気付かないと失礼かもしれない」と不安になる場合もありますが、
会話が必要なときは、メッセージの通知だけ残しておけば十分なことが多いです。
SNSの通知は、全部オンにする必要はないと考えておくと、見直しやすくなるでしょう。
チェック11 夜間の通知音やバイブをどうするか決めておく
夜の時間に、通知音やバイブで何度も起こされると、それだけでスマホが負担に感じやすくなります。
そこで、夜間の通知の扱いをあらかじめ決めておくことが大切になります。
多くのスマホには、
- おやすみモード
- 集中モード
- サイレントモード
などの機能があります。
使い方のイメージとしては、
- 夜は一定の時間帯だけ、おやすみモードにする
- おやすみモード中でも、家族や特定の人からの電話だけは鳴るようにする
- 寝る前に、まとめてサイレントに切り替える習慣をつくる
といった形です。
すべての通知を切るのは不安な場合もあります。
その場合は、
- 音は鳴らさず、バイブだけにする
- 画面は光るが、音は最小限にする
など、自分にとって負担が少ない形を探していくとよいと思います。
大事なのは、夜に休める時間をきちんと守ることです。
スマホの通知に合わせて生活を調整するのではなく、
自分の生活リズムの中にスマホを位置付ける意識を持つと、気持ちが少し落ち着きます。
チェック12 文字サイズと表示の大きさを自分の目に合わせる
通知や音と同じくらい大事なのが、文字サイズと画面の見やすさです。
文字が小さいと、
- 読むたびに目を凝らす
- 誤読や誤操作が増える
- 疲れやすくなる
こうした負担が積み重なっていきます。
設定では、次のような項目を探してみてください。
- 文字サイズ
- 表示サイズ
- 拡大表示
中高年の方には、
- 少し大きめの文字サイズ
- ボタンやアイコンも大きく見える表示サイズ
を選ぶことをおすすめしやすいです。
最初は「大きすぎるかもしれない」と感じても、しばらく使ってみると楽さを実感しやすくなります。
小さめにして目を疲れさせるより、少し大きいかなと感じるくらいがちょうど良いことも多いです。
スマホは、見えにくいまま我慢して使う必要はありません。
自分の目に合わせて調整することで、
- 読み間違いが減る
- 操作ミスが減る
- 長時間見ても疲れにくくなる
こうした安心につながっていきます。
文字や表示の大きさを整えることは、
「まだ自分には難しい」と感じていたSNSやチャットにも、少しずつ慣れていくための大切な一歩になります。
チェック13〜16 通信量・バッテリー・バックアップの基本設定
ここからは、毎月の料金や電池の持ちに関わる部分を整理します。
難しい専門用語をすべて覚える必要はありません。
- 自宅ではどうつなぐか
- 動画や画像をどこまで自動で読み込むか
- 電池が心細いときにどう備えるか
- 万が一のときにデータをどう守るか
この四つを押さえておくと、通信量とバッテリーの不安はかなり減っていくはずです。
チェック13 自宅のWi-Fiにきちんとつながるか確認する
通信量とバッテリーを考えるとき、自宅でWi-Fiにつながっているかどうかが大きな分かれ目になります。
自宅にインターネット回線やWi-Fiルーターがある場合は、
- スマホの画面の上に、扇形のようなWi-Fiマークが出ているか
- 家の中で移動しても、Wi-Fiマークが消えないか
これを一度確認しておくと良いと思います。
Wi-Fiにつながっていないと、
- 動画や画像を見るたびに、携帯電話会社の通信量を消費する
- 電波が弱い場所では、電池の減りが早くなりやすい
こういった負担が重なりがちです。
自宅では、
- Wi-Fiをオンにしておく
- ルーターのパスワードを一度だけ入力しておく
この二つができていれば、あとは普段通りの使い方でも通信量を抑えやすくなります。
外出中は、Wi-Fiがない場所ではモバイル通信に切り替わります。
そのため、自宅はWi-Fi、外では必要なときだけ通信するという前提を持っておくと、SNSや動画も気楽に使いやすくなるはずです。
もし自宅にWi-Fiがない場合は、
- 動画はできるだけ短時間にする
- 長い動画や大きなファイルは、フリーWi-Fiがある場所で処理する
といった線引きをしておくと、月末の不安が少し軽くなるでしょう。
チェック14 動画の自動再生設定を見直して通信量を抑える
SNSやニュースアプリでは、画面をスクロールするだけで動画が勝手に流れ始めることがあります。
この自動再生は、通信量と電池のどちらにも負担になりやすい設定です。
設定画面やアプリ内の設定に、
- 動画の自動再生
- 自動再生の条件
- データ節約モード
といった項目がある場合は、一度開いてみる価値があります。
中高年の方には、次のような方針が合いやすいと考えられます。
- 自動再生をオフにする
見たい動画だけ、自分でタップして再生する形です。 - または、Wi-Fi接続時だけ自動再生にする
自宅では自動、外では自動再生しない設定です。
どちらを選ぶかは、普段の使い方しだいです。
ただ、外出先で勝手に動画が流れ続ける状態は、通信量の面でもバッテリーの面でも負担が大きくなりやすいと言えます。
動画をよく見る方ほど、この自動再生を見直す効果が出やすくなります。
細かい仕様をすべて理解しなくても、
「勝手に動く動画を減らす」という目的だけ意識して設定を探してみると進めやすくなるでしょう。
チェック15 バッテリー節約のための省電力モードの場所を把握する
スマホには、多くの場合省電力モードやバッテリー節約モードがあります。
名称は機種によって違いますが、
- 電池が少なくなったときに、自動で節約モードに入る
- 手動でオンにすると、明るさや動きを少し抑えて電池を長持ちさせる
といった働きをする機能です。
ここで大事なのは、詳しい仕組みを理解することではありません。
どこを押せば省電力モードをオンにできるかだけ覚えておくことが安心につながります。
やっておきたいのは、次の二つです。
- 設定画面で「バッテリー」や「電池」の項目を開き、省電力モードのスイッチの場所を一度確認する
- 画面上部やクイック設定から、省電力モードをオンオフできるショートカットがないか探してみる
外出前や、残量が少なくなってきたときに、
- 今日は外で長く使いそう
- 家に戻るまでにまだ時間がある
と感じたら、早めに省電力モードをオンにするだけでも安心感が違ってきます。
細かい数値を気にし過ぎる必要はありません。
「電池が少し不安になってきたら、省電力モードに切り替える」という流れを一つ覚えておくことが、心強い支えになるでしょう。
チェック16 写真や連絡先の自動バックアップの有無を確認する
最後のチェック16は、バックアップです。
スマホを落として壊してしまったり、紛失したりしたとき。
本体は買い替えられても、
- 写真
- 連絡先
- 一部のアプリのデータ
などは、戻ってこない場合があります。
そこで確認しておきたいのが、
- 写真がクラウドサービスに自動保存されているかどうか
- 連絡先が、GoogleアカウントやApple IDに同期されているかどうか
といった点です。
バックアップの設定は、一度整えておけば、あとは意識しなくても自動で続くことが多いです。
逆に、まったく設定していない場合は、万が一のときのダメージが大きくなります。
中高年の方には、次のような進め方が現実的だと考えられます。
- 自分だけで不安な場合は、家族やショップで「写真と連絡先のバックアップができているか確認してほしい」とお願いする
- 写真のバックアップをどこに保存しているかだけ、紙にメモしておく
- 連絡先のバックアップができているかどうかを一度だけ確認し、できていなければその場で設定してもらう
難しい仕組みを理解する必要はありません。
「写真と連絡先がどこかに保存されている状態」かどうかを、最初にチェックしておくことが大切です。
バックアップができていると分かるだけでも、
スマホの故障や紛失に対する不安はかなり小さくなっていきます。
このチェック16は、一度設定できれば、長く安心を支えてくれる項目と言えるでしょう。
チェック17〜20 SNS・チャットアプリ共通で押さえたい安心機能
SNSやチャットアプリを安全に使ううえで、必ずしも機能を使いこなす必要はありません。
ただ、いざというときに頼れる機能がどこにあるかを知っておくと、不安の感じ方がかなり変わってきます。
ここでは、どのアプリにもよく用意されている
- ブロック・通報
- メッセージの受信範囲
- 既読やオンライン表示
- アプリを入れた直後の設定確認
という四つのポイントを、チェック17〜20として整理していきます。
チェック17 ブロックと通報機能の場所だけは必ず確認しておく
まず押さえておきたいのが、ブロックと通報です。
使い方を細かく覚えなくても、どこから操作できるかだけでも確認しておくと安心感が違ってきます。
多くのアプリでは、
- 相手のプロフィール画面
- トーク画面のメニュー
- 右上や右下の「…」マークのメニュー
こうした場所に「ブロック」や「通報」の項目があります。
一度、信頼できる知り合いとのトーク画面などで、どこに表示されているかだけ見ておくとよいでしょう。
このとき、実際に押して試す必要はありません。
「この画面のこのあたりにある」と目で覚えておくイメージで十分です。
ブロックや通報は、
- しつこい勧誘
- 気分の悪くなるメッセージ
- あきらかな迷惑行為
を受けたときに、自分の身を守るための最後の手段になります。
「何かあってもここを押せば止められる」と分かっているだけで、コメントやメッセージに踏み出しやすくなることも多いでしょう。
チェック18 メッセージの受信範囲を友だちのみにできるか見る
次に確認したいのが、メッセージの受信範囲です。
アプリによっては、
- 誰からでもメッセージを受け取れる状態
- 友だちやフォローしている人からだけ受け取る状態
を選べることがあります。
設定画面やプライバシーの項目に、
- メッセージの受信設定
- 見知らぬユーザーからのメッセージ
- 連絡を許可する相手
といった項目がないか、ゆっくり探してみてください。
中高年の方には、次のような方針が安心につながりやすいと思います。
- 最初は「友だちのみ」「フォローしている人のみ」など、狭めの範囲にしておく
- 慣れてきて、必要性を感じたときだけ少し広げてみる
見知らぬ相手から、突然メッセージが届く状況が続くと、それだけで不安やストレスになりやすいです。
逆に、受信範囲をしぼっておくと、
- 気持ちを構えずにアプリを開きやすくなる
- 変なメッセージへの対応に悩む時間が減る
こうした効果も期待できるでしょう。
「自分に連絡してよい人の範囲を、自分で決められる」。
この感覚を持てるかどうかが、安心して続けられるかどうかに大きく関わってきます。
チェック19 既読通知やオンライン表示など見え方を調整する
SNSやチャットには、
- 既読マーク
- オンライン中の表示
- 最終ログイン時間
といった「自分の状態」を相手に知らせる機能があることも多いです。
便利な一方で、
- 読んだのにすぐ返さないと悪い気がする
- オンラインと出ているのに返事をしなかったと気にしてしまう
こうしたプレッシャーにつながりやすい部分でもあります。
アプリによっては、
- 最終ログイン時間を隠す
- オンライン表示をオフにする
- 既読通知を調整する
といった設定が用意されていることもあります。
すべてのアプリで自由に変えられるわけではありませんが、一度設定画面をのぞいてみる価値はあります。
例えば、
- 「相手への負担を減らしたいから、既読はついた方がよい」と感じる場合
- 「自分のペースを守りたいから、できるだけ状態を見せたくない」と感じる場合
どちらも考え方として間違いではありません。
大切なのは、自分が楽に続けられる見え方を選ぶことです。
「いつもオンライン」「すぐ既読」という状態が負担に感じるときは、
設定で変えられないか、一度ゆっくり確認してみるとよいでしょう。
チェック20 新しいアプリを入れたときは最初に設定画面を一周だけ見る
最後のチェック20は、新しいアプリを入れたときの習慣づけです。
アプリをインストールすると、すぐに使い始めたくなります。
ただ、その前に設定画面だけ一周しておくと、後からの不安をだいぶ減らせます。
見るときのポイントは次の通りです。
- 通知に関する項目がどのくらいあるか
- プロフィールや公開範囲に関する項目がどこにあるか
- ブロックや通報、メッセージ受信範囲に関する項目がどこにあるか
すべてをその場で決める必要はありません。
「このアプリには、こういう設定がある」と知っておくだけでも十分な意味があります。
特に中高年の方の場合、
- 何も知らないまま使い始める
- 後から通知の多さや見え方で疲れてしまう
- 結局怖くなってアプリを開かなくなる
という流れになりやすいところがあります。
新しいアプリを入れたら、
- まず設定画面を一周だけ見る
- 不安に感じる部分だけ、軽く調整しておく
- 残りは使いながら少しずつ整えていく
この三段階を意識してみると、気持ちに余裕が生まれやすいでしょう。
チェック17〜20は、どれも「完璧に覚える」ためのものではありません。
いざというときに頼れる場所を知っておくための確認です。
この四つを押さえておくと、SNSやチャットアプリに対する不安が、少しずつ「もし何かあっても対応できそう」という感覚に近づいていくはずです。
まとめ 不安を小さくしながらスマホと付き合っていくために
20項目のうち「今日はここだけ」と決めて少しずつ進める
ここまで見てきた20項目を、全部一度に終わらせる必要はありません。
大切なのは、自分のペースで少しずつ進めることです。
例えば、こんな進め方があります。
- 今日はチェック1〜4のロックまわりだけを見る
- 週末にプロフィールと公開範囲だけを見直す
- 通信量が気になったときにチェック13以降を読む
このように「今日はここだけ」と決めて取り組むだけでも、不安は少しずつ和らぎます。
一度読んで終わりではなく、時間をあけて何度か見直す前提で考えて大丈夫です。
そのたびに、一つか二つでも設定を進められれば、それだけで十分意味があります。
20項目は、完璧を求めるチェックリストではありません。
迷ったときに戻ってこられる「自分用のメモ」のような存在として、気楽に使っていくイメージを持つと負担が軽くなります。
設定で迷ったときはスマホ本体とアプリのどちらかを切り分けて考える
設定で行き詰まりやすい場面の一つが、
「これはスマホ本体の設定なのか」「アプリごとの設定なのか」が分からなくなるときです。
そんなときは、次のように切り分けると整理しやすくなります。
- 画面の明るさ、文字の大きさ、Wi-Fi、省電力モードなど
→ スマホ本体の設定で調整することが多い部分です。 - 通知の細かい内容、公開範囲、ブロックや通報の場所など
→ SNSやチャットなど、アプリごとの設定に用意されていることが多い部分です。
どちらか分からないときは、
- まず本体側の設定アプリを見る
- 見つからなければ、アプリの中の「設定」「プライバシー」「通知」などのメニューを探す
この順番で探すと、少し落ち着いて確認しやすくなるはずです。
それでも見つからない項目が残っても問題ありません。
「本体側の話か、アプリ側の話か」だけ切り分けられれば十分というくらいの気持ちで捉えておくと、設定画面への苦手意識が少し和らぎます。
自分で触れない部分は家族やショップに任せてもよいという締めくくり
どうしても不安が強い設定や、自分一人では触りたくない項目も出てくると思います。
そのときに大事なのは、全部を自分だけで解決しようとしないことです。
- バックアップの細かい仕組み
- アカウントの連携や引き継ぎ
- 契約プランと通信量の相談
こうした部分は、家族や知り合い、携帯ショップの担当者に任せても構いません。
その際に、この記事の20項目を印刷したり、スマホで見せたりしながら
- 今はこのあたりが不安なこと
- このチェックだけ手伝ってほしいこと
を具体的に伝えると、話がスムーズに進みやすくなります。
スマホやSNSは、一人で完璧に使いこなせるようになることがゴールではありません。
不安を小さくしながら、自分の生活に役立つ範囲で付き合っていければ十分と言えます。
今日できたのが一つだけでも、それは大事な前進です。
迷ったときにはまたこのチェックに戻りながら、
自分のペースで安全な設定と使い方を育てていくイメージを持ってもらえればと思います。



