60代から始める趣味友づくり|自然につながる中高年のSNS活用法
60代を迎えた今、「昔の友人と疎遠になった」「趣味の話ができる人がいない」と感じることはありませんか。
仕事や子育てがひと段落し、時間にゆとりができた一方で、
人との関わりが減り、“つながりの少なさ”に戸惑う方は少なくありません。
そんな中で注目されているのが、“趣味をきっかけにした友達づくり”です。
旅行、料理、ウォーキング、音楽など、
自分のペースで楽しめる趣味を通じて人と関われるSNSが、
中高年世代の新しい居場所になりつつあります。
SNSと聞くと「若い人のもの」と思うかもしれませんが、
最近では50代・60代を中心に“安心して使える”アプリやサービスも増えています。
本名を出さず、顔を出さなくても始められるため、
「無理なく・自然に」人と関われる環境が整っています。
この記事では、
・なぜ60代で友達が減りやすいのか
・趣味を通じてつながるメリット
・SNSを活用した安全な友達づくりの方法
・実際に“趣味友”ができた人の体験談
をわかりやすく紹介します。
無理をせず、少しずつ自分のペースで。
“趣味”を通じた出会いが、人生の第二ステージをより豊かにしてくれるはずです。
なぜ60代になると友達が減るのか
60代になると、「昔のように人と会う機会が減った」と感じる方が多くなります。
仕事・家庭・地域との関わりが変化する中で、
自然と“人付き合いのリズム”が薄れていくのは、ごく自然なことです。
決して「自分だけが孤立している」わけではなく、
多くの同年代の方が同じような変化を経験しています。
仕事中心の生活が終わり、交流の場が減る
長年続けてきた仕事を退職・転職・縮小したことで、
日々の会話の相手や情報交換の場が急になくなる。
そんな“環境の変化”こそ、友達が減る一番のきっかけといえます。
仕事をしていた頃は、同僚や取引先など、
自然と人と話す機会がありました。
ところが定年後は、会う相手が家族中心になり、
外の人と関わる時間がぐっと減ります。
「話すことが減る」「連絡を取る相手が思い浮かばない」といった変化は、
実は多くの60代が感じている共通の現象です。
家族以外の人との会話が少なくなる
家族と一緒に過ごす時間が増える一方で、
「家族以外の人と話す機会が減る」という声も多く聞かれます。
夫婦の会話は日常の報告中心になりがちで、
“自分の興味や感情”を共有する時間が少なくなりやすいのが現実。
子どもが独立した後は、さらに会話の頻度も減り、
「一日誰とも話さなかった」という日が増えてしまう方もいます。
人は、他愛のない会話や軽い雑談の中で
気持ちのバランスを保っています。
だからこそ、家族以外に話せる相手の存在は、
60代にとって大きな心の支えになります。
趣味や価値観が合う人が見つけにくい
年齢を重ねると、価値観や生活リズムが固まり、
「気が合う人」が見つかりにくくなったと感じる方も多いでしょう。
若い頃のように“同じ職場・同じ地域・同じ年齢層”で自然とつながれる機会が減り、
新しい友人関係を築くには、自分から動く必要が出てきます。
とはいえ、突然新しいグループに入ったり、
オフラインの集まりに顔を出すのは、心理的にもハードルが高いものです。
そのため、今の60代の多くは、
「自分の興味に合う人と、無理なくつながりたい」というニーズを持っています。
そうした人たちにとって、
“趣味”を通じたSNSでのつながりは、まさに時代に合った選択肢なのです。
“趣味”が友達づくりに向いている理由
60代からの友達づくりには、「趣味を通じたつながり」が最も自然で長続きしやすい方法です。
無理に話題を探したり、気を使ったりする必要がなく、
“好きなこと”を共有するだけで会話が生まれます。
人付き合いが苦手な方でも、「話すより、共有する」関係だからこそ続きやすい。
それが趣味の持つ力です。
共通の話題があるから会話が自然
友達づくりで一番難しいのは、「何を話すか」。
初対面の人といきなり深い話をするのは気が重いものです。
しかし、共通の趣味があるだけで、会話のきっかけは自然に生まれます。
たとえば──
・「この写真、どこで撮ったんですか?」
・「このお店、私も行ったことがあります」
・「その花、きれいですね。何という種類ですか?」
こうしたやり取りは、挨拶よりも自然に心の距離を縮めてくれます。
共通の話題があると、相手の人柄をゆっくり知ることができ、
「話していて居心地がいい関係」が築きやすくなるのです。
無理に社交的にならなくても関係が続く
若い頃は「人脈づくり」や「交流会」といった言葉にプレッシャーを感じた方も多いかもしれません。
でも、60代からのつながりは、“無理をしない関係”が一番です。
趣味の世界では、会話が途切れても気まずくならず、
同じテーマを共有しているだけで心のつながりを感じられます。
SNSでも、毎日投稿やコメントをする必要はありません。
気が向いたときに“いいね”を押したり、
他の人の投稿を見て「なるほど」と思うだけでも十分です。
その「ほどよい距離感」こそ、長く続く関係の秘訣といえるでしょう。
年齢を問わず楽しめるジャンルが多い
趣味には、年齢を越えて共有できる話題が多くあります。
旅行・料理・写真・園芸・音楽などは、体力や時間に合わせて
自分のペースで楽しめるのが魅力です。
また、SNS上では同年代だけでなく、
「同じ趣味を持つ人」と世代を越えてつながることもできます。
60代の旅行写真に若い世代がコメントをくれたり、
料理の工夫を投稿したら他の主婦層から反応をもらったり──
そんな“ゆるいつながり”が、日々の励みになることも。
趣味は、年齢を重ねてもずっと楽しめる“共通言語”。
話が合う人を探すより、“同じものを好きな人”と出会うほうが自然です。
60代から始めやすいおすすめの趣味ジャンル
「趣味を持ちたいけれど、何から始めればいいかわからない」──
そんな方におすすめなのが、“日常に取り入れやすい趣味”です。
特別な準備やスキルがいらず、外に出なくても続けられるものが多いのがポイント。
ここでは、60代からでも気軽に始められて、
同年代との交流にもつながりやすい人気の趣味を紹介します。
旅行・ウォーキング・写真
旅行は、60代からの趣味として特に人気があります。
遠出をしなくても、近場の散歩や季節の風景を楽しむだけで十分。
“歩く”こと自体が健康づくりにもなり、SNSでも写真を通じて
同じ場所を訪れた人との会話が自然に生まれます。
「この道を通ると季節の花が咲いている」
「昔行った場所が今はこう変わった」──
そんな何気ない投稿が、同年代の共感を呼び、
“旅好きの仲間”が見つかるきっかけになります。
また、ウォーキングや写真撮影は一人でも気軽に続けられるため、
人付き合いに疲れた時期でも無理なく取り組める趣味です。
投稿はしなくても、他の人の旅の写真を眺めるだけで
“行った気分”を味わえるのもSNSの魅力です。
ガーデニング・家庭菜園・観葉植物
土や緑に触れる時間は、心のリフレッシュにもつながります。
小さなプランターやベランダでも始められるガーデニングや家庭菜園は、
日々の成長を記録したり、育て方を共有したりと、SNSとの相性が抜群。
「今年のトマトがよく育った」
「花が咲いた瞬間を撮って投稿した」
そんな小さな出来事が、同じ趣味の人との交流を生みます。
特に60代では、“植物の育て方を教え合う文化”が広がっており、
経験を活かして誰かにアドバイスをすることも喜ばれるようになっています。
ガーデニングは、無理のないペースで自然と人とつながれる趣味の代表格といえるでしょう。
料理・カフェ巡り・音楽・映画
自宅で楽しめる趣味として、料理やカフェ巡り、音楽・映画鑑賞も人気です。
食べること・聴くこと・観ることは、誰にでも共通する“安心の話題”。
「この曲を聴くと昔を思い出す」「この映画が心に残った」など、
世代を越えて共有できるテーマが多いのも特徴です。
SNSでは、手料理の写真やお気に入りのカフェを紹介したり、
感想を一言添えるだけでも自然とコメントが返ってきます。
特別なスキルはいらず、“日常の中の小さな発見”を共有するだけで十分。
また、音楽や映画は“聴く・観るだけ”でも楽しめるため、
発信が苦手な人にも向いています。
共通のアーティストや作品をきっかけに、
同年代の人と懐かしい話題で盛り上がることも珍しくありません。
「趣味=何かを極めること」ではなく、
「ちょっと気になることを続けること」。
そのくらいの軽やかさで始めるのが、60代の趣味のコツです。
SNSを活用して“趣味友”を見つける方法
SNSは「若い人が使うもの」と思われがちですが、
最近では50代・60代の利用者が中心の“やさしい設計”のSNSも増えています。
顔出しや本名登録が不要で、操作もシンプル。
何より、「同年代の人が多い」ことが安心感につながります。
ここでは、SNSを通じて趣味の友達を見つけたい方に向けて、
無理なく始められる3つのステップを紹介します。
“見るだけ”から始める安心ステップ
まずは投稿する前に、“見るだけ”から始めるのがおすすめです。
SNSの世界では、見ること=参加の第一歩。
自分が興味を持てそうな投稿や、同年代の人の写真・つぶやきを眺めてみましょう。
「どんな話題が多いのか」「どんな言葉づかいなのか」を知ることで、
自然と“自分もやってみようかな”という気持ちが生まれます。
たとえば──
- 旅行や花の写真を投稿している人をフォローしてみる
- 「#ガーデニング」「#60代」「#ウォーキング」などのタグで検索する
- コメント欄で他の人の交流の雰囲気を見てみる
このように“観察”から始めれば、SNSへの不安はぐっと減ります。
自分のペースで世界をのぞけるのが、SNSの大きな魅力です。
同年代のコミュニティを探すコツ
SNSでは、「誰とつながるか」が安心して使うためのポイントです。
最初から広く交流するよりも、同年代が多いコミュニティを探してみましょう。
たとえば、趣味別のグループ・掲示板・チャットルームなどでは、
「50代からの写真交流」「シニアの旅行記」など、
同じ世代同士で気兼ねなく話せる場が多く存在します。
参加する際のコツは、「見る・読む・時々反応」のバランス。
自分の興味に近い投稿に“いいね”を押すだけでも、
相手は「見てくれている」と感じてくれます。
同年代の人の投稿には、
「わかる」「懐かしい」「自分もやってみたい」など、
共感よりも“親近感”を持てるものが多く、
安心してコメントできる雰囲気が自然に生まれます。
コメントや投稿で“気軽な交流”を続ける
慣れてきたら、少しずつコメントや投稿をしてみましょう。
といっても、長文を書く必要はありません。
“一言添えるだけ”で十分です。
たとえば──
- 「この写真、季節を感じますね」
- 「私もその場所に行ったことがあります」
- 「お花の色がきれいですね」
このような一言が、SNSではとても大きな意味を持ちます。
相手も返信しやすく、そこからゆるやかな会話が始まります。
投稿をする場合も、
「今日の夕焼けがきれいだった」「庭の花が咲いた」など、
日常の小さな出来事を写真と一緒にアップするだけでOK。
文章力や特別なスキルは必要ありません。
SNSの交流は、「話す」よりも「共有する」関係。
無理せず、“気楽な一言”を続けることが、長く楽しむコツです。
中高年が安心して使えるSNS・アプリ紹介
SNSを活用して趣味友を見つけるには、
「同年代が多く」「操作がわかりやすく」「安心して交流できる」アプリを選ぶことが大切です。
ここでは、実際に多くの50代・60代ユーザーに支持されている
中高年向けSNS・アプリを5つ紹介します。
どれも実名や顔出しが不要で、気軽に“見るだけ”から始められるのが特長です。
日常の話題でつながる「第二の青春」
(Androidアプリ:Google Playで配信中)
「第二の青春」は、中高年・シニア世代に特化した安心交流SNSです。
日常の出来事や趣味の話題を通じて、同年代の人と自然に会話ができます。
登録時に本名や顔写真を出す必要がなく、
匿名のニックネームでやり取りできるのが特徴。
また、「いいね」機能がないため、
SNS特有の“評価されるストレス”がなく、落ち着いた雰囲気で利用できます。
使い方はとてもシンプルで、気になる投稿を読んだり、
短い一言を投稿するだけでもOK。
操作も大きな文字で見やすく、スマホに不慣れな方でも安心して使える仕様です。
無理に会話をしなくても、「誰かの言葉を読むだけ」で心が温かくなる。
そんな穏やかな交流を求める方にぴったりのアプリです。
写真投稿中心で楽しめる「熟活」
(iOSアプリ:App Storeで配信中)
「熟活」は、写真を中心に楽しむ中高年向けSNSアプリ。
「趣味・生活・地域」など、
気軽に話題を共有できる空間として人気を集めています。
旅行の写真や季節の花の写真など、
“日々の小さな発見”を掲示板に投稿するだけで会話が生まれる設計。
チャットで同年代同士のやり取りが広がりやすく、
「無理せず楽しめる距離感」が魅力です。
操作画面もシンプルで、説明がわかりやすく、
初心者でもすぐに使い方を理解できます。
写真投稿をきっかけに、安心して趣味仲間を増やしたい人におすすめです。
趣味で交流できる「趣味人倶楽部」
(Webサービス:公式サイト)
「趣味人倶楽部」は、50代以上の登録者が中心の老舗コミュニティサイトです。
旅行、音楽、園芸、歴史など、さまざまな趣味グループが存在し、
同じ興味を持つ人たちと掲示板で交流したり、情報交換ができます。
イベントやオフ会の企画も盛んですが、
オンラインだけのやり取りで完結する利用者も多く、
「顔を出さずに趣味の話をしたい」人にも安心の環境です。
自分の興味分野を選ぶだけで関連コミュニティが見つかるため、
SNS初心者でもすぐに馴染める設計です。
初心者でも使いやすい「らくらくコミュニティ」
(Webサービス:公式サイト)
「らくらくコミュニティ」は、中高年を中心に人気の交流サイトです。
“らくらく”という名前の通り、操作が簡単で、
スマホやパソコンの扱いに自信がない方でも安心して使えます。
趣味や地域ごとに掲示板があり、
「ガーデニング仲間」「ウォーキング仲間」など、
自分に合ったテーマのコミュニティに参加できます。
登録は無料で、ニックネームで利用可能。
交流が穏やかで、他のSNSより落ち着いた雰囲気が特徴です。
気軽に話せる「LINEオープンチャット」
(LINE内機能:LINE公式サイト)
「LINEオープンチャット」は、
LINEアプリ内で匿名参加できるグループチャット機能です。
「60代 趣味」「旅行仲間」「カメラ好き」などのテーマごとに
公開されているグループを自由に検索・参加できます。
ニックネームだけで参加でき、プロフィールも非公開。
特定の個人情報を出さずに交流できるため、
「初めてSNSを使うけど、怖くないか不安」という方にも向いています。
リアルタイムでのやり取りがしやすく、
日常の会話を通じて気軽に人とつながれるのが魅力です。
【体験談】趣味を通じて友達ができた60代の声
SNSや趣味のつながりを通じて、
「もう一度、人との交流が楽しくなった」と話す60代の方は少なくありません。
ここでは、実際に趣味をきっかけに友達ができた3人の声を紹介します。
どれも特別なことをしたわけではなく、“自分のペースで始めた結果”のエピソードです。
「ウォーキング仲間ができた」60代女性
退職後、家で過ごす時間が増え、運動不足を感じてウォーキングを始めました。
最初はひとりで歩くだけでしたが、SNSに写真を投稿してみたところ、
同じ地域でウォーキングをしている人たちからコメントをもらうように。
「この道、桜の季節きれいですよね」「私もそのコース歩いてます」
──そんなやり取りが続くうちに、
自然と“ウォーキング仲間”のような存在ができたといいます。
顔を合わせたことはなくても、
「今日も頑張りましたね」と励まし合える関係が心の支えに。
「一人で歩いていた頃より、続けるのが楽しくなりました」と笑顔で話してくれました。
「音楽の話で盛り上がれた」60代男性
若いころ聴いていた懐かしい曲を久しぶりに聴いたことがきっかけで、
SNSで“昔の音楽”をテーマにしたコミュニティに参加した男性。
「同じアーティストが好きな人が多くて、すぐに打ち解けられました。
昔のライブの話やレコードの話題など、誰かと共有できるのがうれしいですね。」
コメント欄でのやり取りが続き、
「今度おすすめのアルバムを教えてください」といった気軽な交流に。
世代を越えて参加している人も多く、
“音楽”という共通の話題が、自然な会話の架け橋になっています。
「リアルで会わなくても、趣味の話でつながれるだけで十分楽しい」
──そんな穏やかな関係が、心の豊かさを支えているようです。
「SNSで旅行仲間と再会した」60代女性
コロナ禍で外出を控えていた時期、
以前一緒に旅行していた友人たちと自然に連絡が途絶えていたという女性。
ある日、旅行写真を投稿したところ、偶然そのうちの一人がコメントをくれました。
「まさかSNSで再会できるなんて思わなかったです。
昔と同じように“次はどこへ行きたい?”と話していると、
あの頃の楽しさを思い出しました。」
その後はSNS上で旅行情報を交換したり、
“行きたい場所リスト”を共有したりと、
以前のようなつながりがオンラインで復活。
「直接会うことがなくても、同じ景色を見ている気がする」
──そう語る彼女にとって、SNSは“思い出を再びつなぐ場所”になっています。
趣味をきっかけにした友達づくりのコツ
SNSを通じた“趣味友づくり”は、特別なスキルや話術が必要なわけではありません。
大切なのは、「完璧を目指さず、自然体で続けること」です。
ここでは、長く安心して交流を楽しむために意識したい3つのコツを紹介します。
完璧を目指さず“話しかけやすい人”になる
SNSでは「きちんとした投稿をしなきゃ」「上手く話さなきゃ」と考えすぎると疲れてしまいます。
むしろ、少し隙のある“話しかけやすさ”が、つながりを生むポイントです。
たとえば──
- 写真に「ピントが少しずれちゃいました」
- 投稿に「この花の名前が思い出せません」
こんな“ゆるい投稿”ほど、コメントが集まりやすく、会話のきっかけになります。
「完璧に見せる」よりも、「自然な姿を出す」ほうが親しみを感じてもらいやすいのです。
SNSでの友達づくりは、評価される場所ではなく、共感される場所。
無理をせず、自分らしいペースで発信していくことが何より大切です。
リアクション(いいね・コメント)を大切に
SNSでは、投稿するよりも“リアクション”のほうが相手との距離を縮めやすいものです。
相手の投稿に「いいね」を押したり、一言コメントを添えたりするだけで、
相手は「自分を見てくれている」と感じます。
リアクションのポイントは、感想を短く・温かく伝えること。
たとえば、
- 「写真がすてきですね」
- 「この料理、私も作ってみたいです」
- 「この場所、行ってみたくなりました」
このような一言が、自然な会話の入り口になります。
SNS上の交流では、“深い言葉”よりも“軽い反応”が関係を続ける鍵になります。
「話しかける勇気がなくても、リアクションならすぐできる」
そんな気軽さが、SNSで友達を増やすいちばんの近道です。
無理に会おうとせず“距離を保つ”意識を持つ
SNSで仲良くなっても、焦って直接会おうとしないことが大切です。
「オンラインで話せる関係」を大切にすることで、
安心して長くつながることができます。
実際、60代の利用者の多くは「会わないほうが気が楽」と感じています。
会わないからこそ、気を使いすぎず、純粋に会話や趣味を楽しめるのです。
また、もし不快なメッセージや違和感のあるやり取りがあった場合は、
ブロックや通報の機能を使って距離を取ることも大切。
無理をせず、自分が安心できる範囲で関わる意識を持ちましょう。
SNSの人間関係は“近すぎず、遠すぎず”。
そのバランスを保つことが、心地よい交流を長く続ける秘訣です。
まとめ|“趣味友”は人生の第二ステージを豊かにする
60代からの友達づくりは、もう特別なことではありません。
同じ趣味や関心を通じて、自然につながり合う人が増えています。
会う・話す・投稿する──どんな形であれ、「人とつながる」こと自体が生きる力になります。
60代からでも趣味を通じて自然につながれる
仕事や家庭を優先してきた時間が落ち着いた今こそ、
「好きなこと」を中心に過ごす時間を持てるようになります。
旅行・料理・ガーデニング・音楽──
どんな小さな興味も、つながりの種になります。
SNSをのぞけば、同じ趣味を持つ同年代の人たちがたくさんいます。
「私もやってみたい」「この人の投稿、いいな」──
そんな小さなきっかけから、自然な交流が始まるのです。
趣味は“誰かと競うもの”ではなく、“誰かと共有できるもの”。
その気づきが、第二の青春をより豊かにしてくれます。
SNSなら無理なく、自分のペースで交流が続けられる
SNSの魅力は、“距離を自分で選べる”こと。
見るだけでもいいし、短い投稿だけでもいい。
コメントを返すのも、気が向いたときでかまいません。
60代からのSNSは、「頑張る場所」ではなく、「安心して過ごせる場所」。
自分のペースで使えるからこそ、無理なく長く続けられます。
また、顔を出さずに利用できるサービスも多く、
誰でも気軽に「自分の居場所」を見つけることができます。
“ほどよい距離感”で人とつながる──
それが、今の時代に合った新しい友達のかたちです。
一歩踏み出すことで“心の支え”となる新しい友達が見つかる
友達づくりは、最初の一歩が一番大きな壁です。
でも、その一歩を越えた先に、
「自分を受け入れてくれる誰か」と出会える可能性があります。
SNSで出会う友達は、必ずしも“リアルで会う相手”ではありません。
画面越しのやり取りでも、心を通わせることはできます。
「今日の投稿を見て元気が出た」と言ってもらえるだけで、
お互いに支え合う関係が生まれるのです。
一歩踏み出すことは、誰かとの出会いだけでなく、
「自分の新しい生き方」を見つけるきっかけにもなります。