スマホを持つ親世代が急増|60代・70代のSNS利用実態と“安心な使い方”
最近、「母がスマホを買った」「父がLINEを始めた」という声をよく聞くようになりました。
スマホの普及とともに、60代・70代の“デジタルデビュー”が当たり前の時代になりつつあります。
一方で、SNSを使い始めた親世代の中には、
「間違えて投稿したらどうしよう」「どこまで見られているのか分からない」と不安を感じる人も少なくありません。
また、家族から見ても「どんなSNSを使っているの?」「安全なのかな?」と気になるところです。
近年では、シニア層のスマホ・SNS利用率は年々上昇しており、
特にLINEや写真共有アプリ、趣味のSNSなど、
「人とつながるツール」として日常生活に溶け込みつつあります。
この記事では、最新の調査データや利用実態をもとに、
中高年・シニア世代がどのようにSNSを使っているのか、
そして安心して楽しむためのポイントをわかりやすく紹介します。
スマホは、もはや若者だけのものではありません。
“つながりを広げる道具”として、シニア世代の暮らしを支える存在になり始めています。
シニア層のスマホ・SNS利用率が急上昇中
近年、60代以上のシニア層でもスマートフォンやSNSの利用が急速に広がっています。スマホ所有やSNS利用の数値は、「若者だけのもの」から「日常生活に当たり前の道具」へと変化しており、これに伴って中高年の“つながり方”にも大きな変化が起きています。以下では、所有率・利用率・その背景という3つの観点から、その実態を見ていきます。
スマホ所有率が9割近くに達している
・2025年1月時点の調査では、60代のスマートフォン所有率が94%、70代でも85%に達しているという結果があります。 (引用:ASCII)
・10年前と比較すると所有率は約4倍に増えており、一般的な携帯端末の所有が“スマートフォン中心”へと移行していることがうかがえます。 (引用:マネーの達人シニア)
・スマホ所有率の上昇背景には、「家族との連絡」「生活情報の取得」「動画視聴」など、用途の拡大も大きく関わっています。 (引用:J-CAST ニュース)
このように、スマホ自体がシニアにとっても“当たり前の道具”になりつつあることで、SNSやアプリを使える“環境”が整ってきています。
SNSを利用するシニアが増えている理由
・2025年1月実施の全国調査において、60代のSNS利用率が「9割」、70代も「7割」に迫るという数字が報じられています(対象:LINE・Instagram・Twitter(X)・Facebook・TikTok) (引用:モバケン)
・SNSを使う理由として「家族・友人との連絡」「同世代の話題を知る」「趣味・地域のつながりを持つ」という目的が増加傾向にあります。 (引用:キクコト byジェイアール東日本企画)
・特に、チャットやメッセージアプリを通した“会わずにつながる”というスタイルが、コロナ禍以降、より定着してきたと分析されています。 (引用:ロボスタ – ロボット・AI情報WEBマガジン)
こうして、スマホ所有でもっとも重要なのは「使っているかどうか」ではなく「どう使っているか」という点に変化してきていると言えます。
“見るだけ利用”から“会話・投稿型”への変化
・過去のシニア調査では「SNSは見るだけ」という人が多数を占めていましたが、最近のデータでは投稿やコメント、写真共有といった“発信”に踏み出す人も増えています。例えば、60代女性の“いいね”やコメントをきっかけに交流が始まったケースが多く報告されています。 (引用:ロボスタ – ロボット・AI情報WEBマガジン)
・一方、SNS利用率においても、LINEのようなメッセージ系サービスの利用率が60代で女性93%、男性79%というデータがあります。 (引用:ロボスタ – ロボット・AI情報WEBマガジン)
このことから、「ただ使う」から「つながる使い方へ」移行しつつある――この変化がシニアにとっての“つながりの明日”を示していると言えます。
以上のように、スマホ・SNSの利用環境・目的・スタイルともに、シニア層では急速な変化が見られます。
この変化は、“つながり”を持ち続けること・新しいつながり方を受け入れることにおいて、大きなチャンスとも言えるでしょう。
シニアがSNSを使う主な目的とは?
60代・70代のSNS利用は、若者のように“流行を追うため”ではありません。
シニア世代にとってSNSは、「つながりを保ち、生活を豊かにする道具」として使われています。
「家族と話したい」「暮らしの知恵を知りたい」「趣味を共有したい」——
そんな日常の延長線上にSNSがあるのが特徴です。
ここでは、シニアがSNSを使う代表的な3つの目的を見ていきましょう。
家族や友人との連絡を保つため
最も多い利用目的が、「家族・親しい友人とのコミュニケーション」です。
特にLINEは、「子どもや孫との連絡専用アプリ」として圧倒的な支持を得ています。
短いメッセージやスタンプのやり取りだけでも、
「つながっている」という安心感が生まれます。
- 「写真を送ってもらうのが楽しみ」
- 「離れて暮らす家族の様子が見えるだけで安心」
- 「友人との近況報告が気軽にできる」
といった声が多く、“会えない時間を埋める手段”として定着しています。
また、年賀状や電話よりも気軽で、
「いつでも」「一言でも」交流できる点が、シニアに受け入れられている理由です。
SNSは、“つながりを続けるための橋”として活用されているのです。
同年代の投稿から暮らしのヒントを得る
シニア世代の中には、SNSを「情報収集の場」として使う人も増えています。
特にInstagramやYouTubeでは、
- 料理・健康法・旅行・家庭菜園・家事の工夫
など、“暮らしのヒント”を見つける目的で利用するケースが多い傾向にあります。
同年代の投稿を見ることで、
「同じ年代でもこんな楽しみ方があるんだ」と刺激を受けたり、
「無理せずできそう」と前向きな気持ちになれるのが特徴です。
若者の発信よりも、“自分と似た生活リズムの人の投稿”に安心感を覚える人が多数。
また、中高年向けSNSでは、
同世代のリアルな声が見られるため、
“共通点のある安心なつながり”を感じやすいと好評です。
趣味・健康・地域の情報を交換する
SNSは、「人と話すための場所」だけでなく、
“情報を共有する場”としても活用されています。
シニア層の中で人気が高いのは、
- 趣味人倶楽部などの“趣味交流SNS”
- 地域情報を共有できる掲示板やLINEグループ
- 健康・運動・ボランティアなどの情報交換コミュニティ
これらの場では、
「〇〇公園で花が咲いていた」「近くに新しいカフェができた」など、
身近な話題からつながりが生まれるのが特徴です。
また、健康や生活習慣に関するテーマも人気で、
「歩数アプリの結果を共有する」「同年代の健康法を学ぶ」といった、
“支え合い型の交流”が増えています。
SNSを通じて得られるのは、情報だけではありません。
“暮らしの安心と励まし”が自然と広がるのです。
調査データで見る「シニアのSNS利用の実態」
スマホの普及により、60代・70代でもSNSを使うのが珍しくなくなりました。
ここでは、全国調査をもとに、
シニア世代がどんなSNSを使い、どんな目的で活用しているのかを見ていきます。
利用が多いSNSランキング(LINE・YouTube・Facebookなど)
まずは、シニア層が最も利用しているSNSをランキング形式で見てみましょう。
| 順位 | サービス名 | 利用率 | 主な使い方 |
|---|---|---|---|
| 1位 | LINE | 83% | 家族・友人とのメッセージや写真共有 |
| 2位 | YouTube | 68% | 趣味・健康・音楽・ニュース視聴 |
| 3位 | 42% | 同窓会・地域グループでの交流 | |
| 4位 | 31% | 旅行・食事・日常の写真閲覧 | |
| 5位 | X(旧Twitter) | 15% | 情報収集・ニュースチェック |
最も利用率が高いのは「LINE」。
次に「YouTube」が続き、“見る・読む・話す”がバランスよく広がっていることが分かります。
また、「Facebook」や「Instagram」など、
“自分を発信するSNS”にも抵抗が減っているのが近年の特徴です。
投稿頻度・利用時間・利用目的の傾向
調査では、SNSの利用時間と投稿頻度にも変化が見られました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平均利用時間 | 1日あたり 52分 |
| 投稿頻度 | 週に1〜2回が最も多い(42%) |
| “見るだけ利用” | 38% |
| “発信・会話中心” | 62% |
| 主な利用目的 | ①家族との連絡(46%) ②趣味・情報収集(34%) ③同年代との交流(20%) |
以前は「見る専門」が多かったシニア層も、
現在では半数以上が“発信型ユーザー”に変化しています。
「写真を投稿する」「コメントを返す」「近況を伝える」など、
“自分の言葉でやり取りすること”が喜びになっている様子が伺えます。
📌 トレンド傾向
- 60代前半は“発信重視”
- 70代前半は“情報収集重視”
- 70代後半は“見るだけ利用”が増加
年齢が上がるにつれ、“見る専×安心”スタイルが増える傾向です。
男女別・年代別の利用スタイルの違い
男女・年代別に見ると、SNSの使い方には明確な違いが見られます。
| 属性 | 主な利用傾向 |
|---|---|
| 60代男性 | 情報収集型(ニュース・時事・旅行情報など) |
| 60代女性 | 会話・共感型(日常投稿・コメント交流) |
| 70代男性 | 動画閲覧中心(YouTube・音楽・趣味) |
| 70代女性 | 見るだけ参加型(LINEグループ・写真投稿閲覧) |
また、「年代が上がるほどリアル交流よりも“デジタルでの見守り”を好む傾向」が見られます。
特に70代女性では、“見るだけで安心できるSNS”が人気。
「いいね」を押すだけでも、「誰かが見てくれている」と感じる。
それがシニアにとっての“つながりの証”になっているのです。
“不安を感じながら使っている”という声も
SNSを利用するシニアが増える一方で、
多くの人が「使うのは便利だけど、少し怖い」という気持ちを抱えています。
特に60代・70代では、
「使い方を間違えたらどうしよう」「知らない人に見られそうで不安」
といった声が多く聞かれます。
全国を対象にしたアンケートでも、
約6割が「SNSに不安を感じる」と回答しており、
理由として「個人情報」「詐欺」「トラブル」などが上位を占めました。
SNSは便利な反面、“安心して使うための知識”が欠かせない時代になっています。
個人情報・詐欺・誤操作への不安
最も多く挙がるのが、「知らないうちに個人情報が漏れるのでは」という心配です。
- 本名を出すのが怖い
- 住所や家族構成を特定されそう
- 間違って知らない人にメッセージを送ってしまいそう
といった声が目立ちます。
また、最近では「高齢者を狙った詐欺アカウント」や「なりすましメッセージ」なども問題になっており、
“安全な操作方法を知らないまま利用している”人が多い現状があります。
「写真1枚にも情報が含まれている」
——この意識が持てるかどうかが、安心してSNSを使う第一歩です。
SNS疲れ・トラブルを避けたい心理
SNSを利用していると、
「誰かの投稿を見て気疲れした」「コメントの返し方がわからない」など、
“SNS疲れ”を感じる人も増えています。
特に60代・70代では、
「無視したと思われたくない」「誤解されたらどうしよう」など、
人間関係のトラブルを気にしてしまう傾向があります。
調査によると、
- 「SNSでの人間関係が面倒」と答えた人:38%
- 「誰かに合わせるのが疲れる」と答えた人:26%
SNSは本来、無理をせず「自分のペースで関わる」場。
“距離を取ること=悪いことではない”と理解することが、長く続けるコツです。
“安全な使い方”を知らない人が多い現状
SNSの安全性そのものよりも問題なのは、
「安心して使うための知識や設定方法を知らない人が多い」ということです。
例えば
- 公開範囲を「全員」に設定したまま使っている
- アプリの更新やセキュリティ対策をしていない
- 他人の投稿をそのまま転載してしまう
こうした“ちょっとした誤操作”が、思わぬトラブルにつながることもあります。
一方で、「家族や友人に聞きづらい」という声も多く、
学ぶきっかけが少ないのが実情です。
SNSは「危ない」ではなく、「正しく知れば安全に使える」もの。
小さな知識が、大きな安心につながります。
安心してSNSを楽しむためのポイント
SNSは便利で楽しいツールですが、
「どう始めればいいのか分からない」「トラブルが怖い」という声も多く聞かれます。
しかし、いくつかのポイントを押さえれば、
誰でも安心して自分のペースで楽しむことができます。
ここでは、初めての方にもおすすめできる「安全なSNS利用の3つのコツ」を紹介します。
“見るだけ利用”から始める
最初から投稿やコメントを頑張る必要はありません。
まずは、“見るだけ”で雰囲気に慣れることが大切です。
- SNS上でどんな話題が多いのか
- どんな言葉づかいが使われているのか
- 同年代の人がどんな投稿をしているのか
これらを観察するだけでも、安心感が生まれます。
「SNSを使う=発信しなければならない」ではありません。
見るだけ・読むだけでも立派な参加の形です。
慣れてきたら、
気になった投稿に「いいね」を押す、短いコメントをしてみる、
という小さな一歩から始めると自然に続けられます。
ニックネーム・顔出しなしで使う
SNSを安全に利用するためには、個人が特定されにくい設定が基本です。
- 実名ではなくニックネームを使う
- 顔写真や自宅の写真は公開しない
- プロフィールに住所や勤務先を書かない
こうした工夫だけで、トラブルのリスクを大幅に減らすことができます。
また、顔出しをしないことで「見られている不安」からも解放され、
気軽に発言できる心理的ハードルが下がるのも大きなメリットです。
無理に“素の自分”を出す必要はありません。
SNSは“気楽に話せる場所”として使えば十分です。
信頼できるアプリ・コミュニティを選ぶ
SNSは数多くありますが、安心して利用できる場所を選ぶことが何より大切です。
選ぶポイントは次の3つ
- 運営のサポート体制がある
- 利用者の年齢層が近い(同年代が多い)
- 実名登録や顔出しを求められない
これらを満たすSNSやアプリなら、落ち着いた雰囲気で交流できます。
「どんな人がいるのか」「どんな雰囲気なのか」を確かめてから参加する——
それが、SNSを長く安心して続けるコツです。
中高年に人気の安心SNS・アプリ紹介
シニア世代のSNS利用が増える中で、
「どんなアプリなら安心して使えるのか?」という声が多く聞かれます。
最近では、同年代が多く、実名や顔出しが不要なSNSが人気を集めています。
ここでは、60代を中心に利用されている代表的なサービスを5つ紹介します。
日常をやり取りできる「第二の青春」
「第二の青春」は、50代・60代の利用者が多い中高年向けSNSアプリです。
恋「日常の話題を通じて自然につながる」ことを目的としています。
特徴
- 実名・顔出し不要で安心
- 操作がシンプルで見やすい画面設計
- 同年代中心で話が合いやすい
「おはよう」「今日はこんな一日でした」など、
短い投稿を通じて、穏やかな会話が交わされるのが特徴。
会わなくても、“言葉のやり取り”で気持ちがつながる。
そんなやさしいSNSとして支持されています。
写真投稿が中心で気軽な「熟活」
「熟活」は、iPhoneで利用できる中高年向けSNS。
一言掲示板や写真投稿を通じて、気軽に交流できるのが魅力です。
特徴
- 文章が短くても投稿できる一言形式
- 50〜70代の利用者が中心
- 操作がシンプルで、スマホ初心者にもやさしい
“見るだけ”でも楽しめる設計で、
「自分から話すのが苦手」という人でも続けやすいのが特徴。
コメントや「いいね」でゆるく交流できるため、
人付き合いが苦手な人でも安心して使えるSNSです。
趣味交流が充実した「趣味人倶楽部」
「趣味人倶楽部」は、
旅行・写真・園芸・音楽など“趣味をきっかけに自然につながれる”SNSです。
特徴
- 同年代ユーザーが中心で落ち着いた雰囲気
- 趣味ごとのコミュニティやイベントが豊富
- オンラインでもオフラインでもつながれる
掲示板形式でコメントをやり取りできるため、
文章に自信がなくても安心。
「趣味の話を通じて人と出会える」のが魅力です。
“趣味を通じた安心なつながり”を求める人に向いているSNSです。
文字中心の掲示板型「らくらくコミュニティ」
「らくらくコミュニティ」は、シンプルで使いやすい掲示板型SNS。
文字が大きく、機能もわかりやすい設計で、スマホ初心者にも人気です。
特徴
- 文章中心で、写真や動画投稿が苦手でも安心
- 同年代のユーザーが多く、穏やかな雰囲気
- 趣味・暮らし・地域など話題別の掲示板が充実
「話したい時だけ参加できる」「見るだけでも気楽」——
そんな中高年にちょうどいい“距離感SNS”です。
会わずに会話できる「LINEオープンチャット」
「LINEオープンチャット」は、
普段使っているLINEアプリ内で匿名のまま会話ができるグループ機能です。
特徴
- 本名を出さずに参加できる
- 趣味・年代・地域などテーマ別にグループを選べる
- 無料で、登録も簡単
「誰かと話したいけど、会うのはちょっと…」という人にぴったり。
会話に参加せず、“読むだけ”でも利用できます。
“会わない安心感”がありながら、
ふとした言葉のやり取りで心が温かくなる。
そんな現代らしい交流スタイルです。
【調査まとめ】家族も安心できる“シニアSNS利用”の条件
今回の調査から見えてきたのは、
シニア世代がSNSを「楽しみながら安心して使う」ためには、
いくつかの共通点があるということでした。
SNSは“危険なもの”ではなく、
「自分に合った使い方」をすれば、生活を支える心強いツールになります。
ここでは、家族も安心できるシニア向けSNS利用の3つの条件を整理します。
簡単・安全・操作がわかりやすいこと
安心してSNSを使うための最初の条件は、「操作がシンプルで安全に使えること」です。
シニア世代の多くは、「説明が難しい」「誤操作が怖い」と感じやすいため、
画面が見やすく、手順が少ないSNSほど長く続けやすい傾向があります。
また、次のような機能があるアプリは特に安心です。
- 実名登録や顔出しが不要
- 投稿を非公開・限定公開にできる
- ブロック・通報機能が簡単に使える
これらが整っていれば、トラブルを未然に防ぐことができます。
家族が「誤送信していないか」「変な相手とやり取りしていないか」を心配する必要もなくなり、
本人も周囲も安心して見守れる環境が整います。
同年代が多く落ち着いた雰囲気
SNSを続ける上で大切なのは、「居心地の良さ」です。
年齢層が近い人たちが多いSNSは、言葉づかいや会話のテンポが合いやすく、
自然と安心感が生まれます。
特に50〜70代が中心のSNSでは、
- 話題が身近(健康・旅行・趣味など)
- 無理に盛り上げようとしなくてもいい
- “見守り合う関係”が心地よい
といった特徴があり、長く続ける人が多く見られます。
SNSは“にぎやかさ”よりも、“落ち着いた交流”が長続きのカギ。
自分と同じ世代が集まる場所を選ぶことが、何よりの安心材料です。
目的に合わせて“使い分け”ができる
「SNSは1つに絞らなければならない」と思われがちですが、
実際には“目的に合わせて使い分ける”ことが最も安全で快適です。
たとえば
- 家族との連絡は「LINE」
- 趣味の交流は「趣味人倶楽部」
- 日常の会話は「第二の青春」や「熟活」
- 地域情報や雑談は「らくらくコミュニティ」
といったように、使い分けることで負担が減り、
それぞれのSNSを安心して楽しむことができます。
「全部を使いこなす」必要はありません。
“自分の生活に合ったSNSを選ぶ”ことが、最も安全で続けやすい方法です。
まとめ|スマホを通じて“つながり直す”時代へ
かつては「スマホは若者のもの」と思われていた時代もありました。
しかし今では、スマホがシニア世代にとって「人とつながる大切な窓口」になっています。
メッセージを送り合う、写真を見る、同年代の近況を知る。
そんな小さなデジタルのやり取りが、
孤独を防ぎ、日々の生活を明るくしてくれる“新しいつながり方”になりつつあります。
SNSやアプリの世界には、「無理に話す」「毎日投稿する」といったルールはありません。
見るだけでも、短くコメントするだけでも十分です。
大切なのは、自分のペースで安心して続けられること。
そして、家族や身近な人と協力しながら使えば、
不安も減り、トラブルを防ぎながら長く楽しむことができます。
スマホは、年齢に関係なく“人と心をつなぐ道具”。
これからの時代は、「デジタルで支え合う」ことが自然な暮らし方になっていくでしょう。



